神経系4、脳神経と脊髄神経

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神経系4、脳神経と脊髄神経

前回の神経系3、脊髄では脊髄を見てきました。今回は末梢神経系を見ていきます。

 

まず末梢神経系は脳や脊髄から出ていて、体の各部位と連絡している神経を言います。末梢神経を解剖学的にわけると、脳神経と脊髄神経にわけることができます。

 

 

脳神経

脳神経は全部で12対あり、それぞれ脳から出る順番に従ってT〜12(表示されないため普通の数字)までの番号があります。以下のように1つの神経が特定の領域を支配しています。

 

  • T;嗅神経
  • U;視神経
  • V;動眼神経
  • W;滑車神経
  • X;三叉神経
  • Y;外転神経
  • Z;顔面神経
  • [;内耳神経
  • \;舌咽神経
  • ];迷走神経
  • 11(表示されないため普通の数字);副神経
  • 12(表示されないため普通の数字);舌下神経

 

例えば嗅神経は鼻、視神経は眼、内耳神経は耳といったように、感覚器からの情報を脳に伝えます。以前神経系2、間脳、脳幹、小脳で紹介したように、Vと]が国家試験的に重要です。

 

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脊髄神経

脊髄神経は頸神経が8対、胸神経12対、腰神経5対、仙骨神経5対、尾骨神経1対の合計31対からなります。先ほどの脳神経12対とひっかけてくることがあるので、数字を抑えましょう。覚え方としては、画数で覚えます。「脳」の画数は11であり、ここから12対と結び付けましょう。それに対して「脊髄」の画数は29であり、ここから31対と結び付けましょう。

 

脊髄神経は、脳神経のように31対に名前はついておらず、出てくる脊柱の高さによって番号がつけられています。

 

 

体性神経と自律神経

先ほどまでは末梢神経系の解剖学的な分類を見てきましたが、末梢神経系は機能的に分類されることもあり、その働きによって、体性神経と自律神経に分けることができます。体性神経は主に運動や感覚に関わります。自律神経はそれ以外の循環や代謝、排泄などに主に関わります。

 

体性神経はさらに細かく、運動神経と知覚神経に分けることができ、自律神経は交感神経と副交感神経にわけることができます。

 

 

薬学部としては自律神経系が薬理などに関わり、とても重要となってくるので、次回は体性神経や自律神経について見ていきたいと思います。

 

まとめ

  • 末梢神経を解剖学的にわけると、脳神経と脊髄神経にわけることができる。
  • 脳神経は全部で12対あり、1つの神経が特定の領域を支配している。
  • 脊髄神経は全部で31対あり、出てくる咳ちゅうの高さによって番号がつけられている。
  • 末梢神経系を機能的にわけると体性神経と自律神経にわけることができる。
  • 体性神経は主に運動や感覚に関わり、自律神経はそれ以外の循環や代謝、排泄など主に関わる。

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