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タンパク質は私たちの体には必要不可欠な栄養素です。今回はタンパク質の構造や性質について見ていきたいと思います。
タンパク質はアミノ酸が多くつながってできています。アミノ酸のα-カルボキシ基と、別のアミノ酸のα-アミノ基が脱水することでつながります。この結合をペプチド結合と呼びます。タンパク質はたくさんのペプチド結合によりアミノ酸がつながったものと言うことができます。
先ほどのペプチド結合では、理論上横一直線の構造でした。しかしペプチド結合により多くのアミノ酸がくっついていくと、タンパク質はより複雑な構造をとるようになります。タンパク質の構造には以下のようなものがあります。
一次構造以上ではペプチド結合やジスルフィド結合以外の結合力が働いてより複雑な構造をとります。
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四次構造のような高次構造が熱やpHの変化などによって壊され、沈殿、凝固、生理活性の消失などを起こすことを変性と呼びます。変性が起こると先ほどの高次構造で見られた水素結合などの結合は壊されますが、ペプチド結合は壊されないので、変性が起こると一次構造へと戻っていきます。
塩析は高校時代にやった内容かと思います。塩析は水と親和性が高いコロイドに硫酸アンモニウムなどの大量の電解質を混ぜて起こる凝固を言います。有名なのは私たちが食べる豆腐で、豆乳と、にがりを混ぜることで凝固したものです。
ちなみに私は、絹より木綿の方が豆腐は好きです(笑)豆腐を使った料理によって使い分けるのが本当はいいのでしょうが、なんでもかんでも木綿で豆腐関連の料理は作ってしまいます。