細胞内小器官にはミトコンドリア、小胞体、ゴルジ体、リソソーム、ペルオキシソームなどが存在します。これらがうまく働くことで細胞の機能が保たれています。

神経系1、大脳
中枢神経系は脳や脊髄、末梢神経系は脳神経や脊髄神経に分類されます。大脳は大脳皮質、大脳基底核、大脳髄質に分類されます。

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このカテゴリーでは、解剖学の基本やゲノムなどの範囲をまとめていきたいと思います。今回は神経系のうち大脳をメインに見ていきたいと思います。

神経系は脳をはじめ重要な器官です。解剖学的には神経系は中枢神経系と末梢神経系に分けられます。
中枢神経系はさらに脳や脊髄、末梢神経系は脳神経や脊髄神経に分類されます。
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中枢神経系のうち、脳は以下のような全体図をしています。

このうち今回は大脳について見ていきます。大脳はさらに大きく3つにわけることができます。
大脳皮質は大脳表面を覆っている層を言います。大脳皮質もさらに新皮質、古皮質、旧皮質にわけられて、このうち古皮質と旧皮質を合わせたものを大脳辺縁系と呼びます。
大脳辺縁系は、食欲や性欲と言った本能、快感や怒りや不安と言った情動、さらには海馬などがあり記憶にも関わる領域です。
大脳辺縁系に対して、新皮質はより高度な運動や感覚などに関わる領域で、領域によって固有の機能を持っています。

大脳基底核は不随意運動などに関わり、尾状核、被殻、淡蒼球にわけられます。尾状核と被殻は線条体、被殻と淡蒼球はレンズ核と呼ばれます。

国家試験的な覚え方としては、被殻は両方あるので、尾状核と淡蒼球を意識します。まず、線条体は「線」なので尾状核の「尾」と結び付けましょう。尾(しっぽ)が線みたくひょろひょろしているイメージです。
次にレンズ核ですが、コンタクトレンズは丸いですよね。その丸を淡蒼球の「球」と丸つながりでむすびつけて覚えます。