複合脂質、ホスファチジルコリン(レシチン)の働き

複合脂質、ホスファチジルコリン(レシチン)の働き

骨格にグリセロールを含む複合脂質をグリセロ脂質といい、スフィンゴシンを含む複合脂質をスフィンゴ脂質といいます。ホスファチジルコリン(レシチン)はホスホリパーゼA2が働くとアラキドン酸などを生じます。

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複合脂質、ホスファチジルコリン(レシチン)の働き

脂肪酸やグリセロールの他にリン酸などを含むものを複合脂質といい、今回は複合脂質について見ていきます。複合脂質は親水性と疎水性があるため、界面活性作用があります。このことから細胞膜の構成成分となったりします。

 

 

複合脂質は大きく以下の2つにわけられます。

 

  • グリセロ脂質;骨格にグリセロールを含む脂質。さらに、リンがあるものをグリセロリン脂質、糖があるものをグリセロ糖脂質と呼ぶ。
  • スフィンゴ脂質;骨格にスフィンゴシンを含む脂質。さらに、リンがあるものをスフィンゴリン脂質、糖があるものをスフィンゴ糖脂質と呼ぶ。

 

複合脂質の代表例として、今回は以下のものを見ていきます。

 

  • ホスファチジルコリン(レシチン)
  • ホスファチジルイノシトール
  • スフィンゴミエリン

 

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ホスファチジルコリン(レシチン)

ホスファチジルコリン(レシチン)はグリセロリン脂質の1つです。ホスファチジルコリン(レシチン)は生体膜の構成成分の1つとして働きます。

 

 

ホスファチジルコリン(レシチン)にホスホリパーゼA2が働くと2位の脂肪酸エステル結合が加水分解されて、アラキドン酸などを生じます。アラキドン酸はシクロオキシゲナーゼ経路やリポキシゲナーゼ経路などを経由することでプロスタグランジン、トロンボキサン、ロイコトリエンなどを作ります。

 

 

ホスファチジルイノシトール

ホスファチジルイノシトールはグリセロリン脂質の1つです。ホスファチジルイノシトールがリン酸化されたホスファチジルイノシトール4,5-ビスリン酸はホスホリパーゼCによって加水分解されると、ジアシルグリセロールとイノシトール1,4,5-三リン酸と呼ばれる物質を作ります。これらは細胞内情報伝達物質として機能します。

 

スフィンゴミエリン

スフィンゴミエリンはスフィンゴリン脂質の1つです。スフィンゴミエリンは脳や神経細胞の細胞膜に大量に存在します。スフィンゴミエリン以外にも、スフィンゴ糖脂質であるガラクトセレブロシドやガングリオシドなども脳や神経細胞の細胞膜に多く存在することから、スフィンゴシンの共通項目と覚えると良いでしょう。

 

まとめ

  • 骨格にグリセロールを含む複合脂質をグリセロ脂質といい、スフィンゴシンを含む複合脂質をスフィンゴ脂質という。
  • ホスファチジルコリン(レシチン)はホスホリパーゼA2が働くとアラキドン酸などを生じ、アラキドン酸はプロスタグランジン、トロンボキサン、ロイコトリエンなどの材料となる。

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