細胞内小器官にはミトコンドリア、小胞体、ゴルジ体、リソソーム、ペルオキシソームなどが存在します。これらがうまく働くことで細胞の機能が保たれています。
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細胞周期、アポトーシスとネクローシス
細胞周期はG0期(静止期)→G1(第一間期)→S期(DNA合成期)→G2期(第二間期)→M期(分裂期)→G0期という順番で行われます。細胞にとって予定されている死をアポトーシス、予定されていない死をネクローシスといいます。
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前回の細胞内小器官の働きでは細胞内小器官について見ました。今回は細胞周期について見ていきます。
細胞が増える周期には、分裂期と分裂間期があり、これを繰り返すことによって分裂を行っています。
細かく言うと、G0期(静止期)→G1(第一間期)→S期(DNA合成期)→G2期(第二間期)→M期(分裂期)→G0期・・・という風にサイクルがクルクル回っています。
文字の通り、おおまかに以下のような役割となっています。
正常な細胞分裂は、この細胞周期を行い過不足なく増殖を繰り返しています。この細胞周期に歯止めがかからず、無秩序に増えていくのが癌細胞です。
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先ほどのG2期からM期の体細胞分裂について、もう少し細かく見ていきます。体細胞分裂は以下のように行われます。
オタマジャクシは尻尾がありますが、カエルになっていくにつれて尻尾が無くなっていきます。このように、細胞は永久に存在するわけではなく、死もプログラミングされています。この予定されている細胞の死をアポトーシスと言います。
アポトーシスに対して、例えばトンカチなどで誤って手を叩いた時などに細胞はダメージを受けて死んでしまいます。このような予定されていない細胞の死をネクローシスと言います。
これらのような細胞の死や、体細胞分裂などによってうまく細胞はコントロールされています。