消化器系1、胃とプロトンポンプ

消化器系1、胃とプロトンポンプ

主細胞はペプシノーゲンの分泌、副細胞はムチン(粘液物質)の分泌、壁細胞は胃酸や内因子の分泌、G細胞はガストリンの分泌などに関わります。胃酸の分泌にはプロトンポンプ(H+,K+-ATPase)が関わります。

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消化器系1、胃とプロトンポンプ

前回の呼吸器系、気管や肺の構造では呼吸器系を見ました。今回は消化器系のうち主に胃などを見ていきます。

 

 

口腔

消化器系は食べ物を取り込んで、消化、吸収を行い、不要物を排泄します。まず食べ物が最初に来るのが口腔です。口腔は消化のための準備を行う場所です。歯で食べ物を細かくするイメージの強い口腔ですが、他にも唾液が分泌する役割もしています。唾液は唾液腺から分泌されますが、唾液腺には小唾液腺と大唾液腺(耳下腺、舌下腺、顎下腺)などの種類があります。

 

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食べ物は口腔の後は、食道の蠕動運動により胃に運ばれます。以下の図のように、噴門、幽門、胃底、胃体、幽門、小弯、大弯などの部位があります。幽門には括約筋があり閉じることで、食べ物を一時的に胃にとどめておくことができます。

 

 

胃の粘膜には胃腺があり、以下のような細胞が存在します。

 

  • 主細胞;ペプシノーゲンの分泌。ペプシノーゲンは胃酸により活性化されペプシンになりタンパク質の分解をする。
  • 副細胞;ムチン(粘液物質)の分泌。胃をムチンが覆うことで、胃酸やペプシンから胃粘膜を守ったり、細菌やウイルスの感染を防ぐ。
  • 壁細胞;胃酸や内因子の分泌。胃酸によりペプシンがタンパク質分解するのに必要なpHを維持する。内因子はビタミンB12の吸収に関与
  • G細胞;ガストリンの分泌。ガストリンは胃酸の分泌を促進する

 

これらによってタンパク質はペプチドに分解されていきます。

 

プロトンポンプ(H+,K+-ATPase)

先ほど壁細胞から胃酸が分泌されるという話をしましたが、これにはプロトンポンプ(H+,K+-ATPase)と呼ばれるポンプのようなものが関わります。プロトンポンプ(H+,K+-ATPase)は、H+を壁細胞の外側に、K+を壁細胞の内側に交換します。

 

 

アセチルコリンM3受容体にアセチルコリン、ヒスタミンH2受容体にヒスタミン、ガストリン受容体にガストリンが結合して、それぞれの受容体が刺激されるとプロトンポンプ(H+,K+-ATPase)が活性化します。

 

プロトンポンプ(H+,K+-ATPase)を理解することで、消化性潰瘍治療薬の理解につながります。

 

まとめ

  • 主細胞はペプシノーゲンの分泌、副細胞はムチン(粘液物質)の分泌、壁細胞は胃酸や内因子の分泌、G細胞はガストリンの分泌などに関わる。
  • プロトンポンプ(H+,K+-ATPase)は胃酸の分泌に関わり、アセチルコリンM3受容体、ヒスタミンH2受容体、ガストリン受容体が刺激されることで活性化する。

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