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脈拍の基本、頻脈と徐脈のページにあるように、徐脈であると循環がうまく保てなくなります。徐脈における注射薬で有名なものとしては、アトロピンでしょう。
心臓にあるムスカリンM2受容体を遮断することによって、徐脈性不整脈に使われます。徐脈性不整脈の他にもよく使われるのは迷走神経反射の徐脈です。迷走神経反射はカルテにそれなりの頻度でみかけるかと思うので、これもざっくりと確認しておきましょう。
まず迷走神経ですが、延髄に起こり、首から腹にかけての内臓に伸びている神経です。

そして迷走神経は副交感神経です。副交感神経は交感神経と対になるものです。交感神経は活動しているときに基本的に優位になるのに対して、副交感神経はリラックスしているときに優位であるという話を聞くと思います。ヒトは常にリラックスしているわけでもなく、活動しているため、通常は交感神経が優位な状態を保っています。
しかし、通常の状態で、痛みや恐怖、精神的ストレスなどがかかると、体を落ちつけようと副交感神経(迷走神経)を優位の状態にします。迷走神経は心臓にも伸びているため、徐脈が起こってしまいます。こういったメカニズムであると迷走神経反射は考えられています。

有名なのが、心臓カテーテル検査時のものがあります。迷走神経反射は看護師さんからお話しを聞かせてもらえると色々なエピソードを教えてくれると思います。採血するときに注射を見て迷走神経反射が起こってしまったという話を聞きました。私も採血が苦手です(笑)
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話をアトロピンに戻します。
有機リン系殺虫剤の場合は症状により用法用量が変わる。