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当たり前ですが運動するには体を動かすことが必要です。今回は運動と体の関係をみていきたいと思います。

人が運動するときには、呼吸器(肺)・循環器(心臓・血液)・筋肉が連動して働いています。それぞれの働きは以下のようになっています。
これら3つが歯車のように噛み合うことで運動が成立しています。運動時は呼吸量・心拍数ともに大きく増え、酸素供給が活発になります。
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運動中は血液の流れ方も変化します。筋肉に多くの血液が送られる一方で、消化管や腎臓の血流は減少します。このため、昔は腎臓や消化器の病気がある人には運動が勧められませんでした。
また、運動によって自律神経やホルモンの働きも変化します。運動時には交感神経が刺激されるとともに、内分泌臓器からのカテコラミンやコルチゾールの分泌により、血液中で末梢血白血球が増加します。これをオープンウィンドウと呼び、短期的には一時的な免疫低下が起こることもありますが、定期的で適度な運動は免疫力の維持・向上に良い影響を与えることが分かっています。
医学では、健康づくりにおける運動を3つの段階で考えます。
運動はこれらすべての段階で活用され、特に生活習慣病(肥満・糖尿病・高血圧・脂質異常症・慢性腎臓病など)の予防・治療に効果があると考えられています。
糖尿病では、特にインスリン抵抗性(体がインスリンに反応しにくい状態)を改善する効果があります。有酸素運動(ウォーキング・ジョギングなど)をすると、血糖がエネルギーとして使われやすくなり、血糖値が下がります。またレジスタンス運動(筋トレなど)を併用すると筋肉量が増え、ブドウ糖の消費場所を増やしていくことになり糖の消費量が上がります。そのため一般的な目安は中程度以上の有酸素運動を週150分以上、2日以上空けずに継続すると効果的と言われています。
高血圧では食事の改善(減塩・野菜・魚など)と併せて、中等度の運動を続けると血圧を下げる効果があります。継続することで血管の柔軟性(血管内皮機能)が改善し、平均して5mmHg程度の血圧低下効果があると報告されています。