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高齢者は、いわゆる不定愁訴と呼ばれるような疾患概念ではとらえられない多くの問題をかかえています。このような生活機能に影響を及ぼす原因不明な症状などを老年症候群と呼びます。

老年症候群の例には以下のようなものがあります。
老年症候群は介護につながるので早期に見つけることが大事です。今回は、この中で特にフレイルに焦点を当ててみていきたいと思います。
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高齢者ということで、どうしても避けられないのが加齢です。加齢に伴う身体変化には以下のようなものがあります。

これらの身体変化などが絡み合ってフレイルとなります。フレイルは身体的、精神的、社会的の3つの脆弱性からなります。
さきほど、フレイルには身体的、精神的、社会的の3つの脆弱性からなるという話をしましたが、J-CHSは日本での身体的フレイルの評価方法で以下の項目からなります。
これらの評価項目の結果、該当項目が0個であれば健常、1〜2個であればプレフレイル、3個以上でフレイルと判定されます。
その他厚生労働省が介護予防のために作った基本チェックリストなども合わせて評価されます。基本チェックリストは高齢者の総合機能を評価するために25個の質問からなり、質問は「〜していますか?」といった習慣をたずねたものになっています。
基本チェックリストは以下の7つの領域を評価します。
25個の質問の結果、得点が高いほど問題があると評価されます。
先ほどJ-CHSで歩行速度という項目が出てきましたが、歩行速度が速いほど寿命が長く、また認知機能が低下しにくいといった報告もされています。高齢者の身体機能の評価方法に、SPPB(Short Physical Performance Battery)があります。
SPPBは、以下の3つの項目を確認して身体機能を評価します。
これらの得点が低いほど問題があると評価されます。