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ヘモグロビンは赤血球の主成分です。大きな役割として、肺で酸素と結びつき、全身に酸素を届けることです。酸素を全身に届けるだけでなく、帰りは全身から二酸化炭素を受け取って戻ってきます。
Hemoglobinの略で、Hbと書かれることが多いです。現場では「ハーベー」と呼ばれることもあります。ドイツ語が由来です。私はピアノをやっていたので、初めて言われたときに、「はーべー?→HB→Hb→ヘモグロビンのことかなぁ?」となったこととを覚えています。(ドイツ語でドレミファソラシは、「C」ツェー、「D」デー、「E」エー、「F」エフ、「G」ゲー、「A」アー、「H」ハー)
ヘモグロビンの基準値は性別により異なります。男性は13〜16g/dL、女性は12〜15g/dLくらいが基準値で、女性の方が男性よりも1くらい低くなっています。これはなんとなくのイメージ覚えられると思いますが、子供の頃、貧血で倒れる子って女の子の方が多くありませんでしたか?きっとあなたの周りの人もそうだと信じています(笑)
そしてイメージを言っておいて申し訳ないのですが、私はそれぞれ覚えるのが面倒なので、キリよく10〜15と覚えてしまっています。個人的感覚だと、先生方はヘモグロビンが10切ると、処方を打つことが多く、これでなんの不便もしていません。
先ほど、女の子のイメージの話をしましたが、女性は月経中であれば、もちろんヘモグロビンが下がった値が出る可能性があるので、注意が必要です。
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ヘモグロビンの減少というと、様々な貧血がありますが、MCVによって細かくわけられます。
Mean Corpuscular Volumeの略で、平均赤血球容積と呼ばれます。赤血球がどれくらい大きいのかを示すものと思ってください。
と分けられています。他にもありますが、先ほどの貧血たちを当てはめると、
となります。ヘモグロビンだけでなく、MCVを見ることで貧血の種類がどのようなものかをある程度予想することができます。ごくごくまれに、「貧血だから鉄剤とりあえず出しといた」という先生もいるので、薬剤師として注意してみるようにしましょう。
貧血治療薬は別ページ、貧血治療薬、赤血球の分化で簡単ではありますが、まとめていますので、よければ見てください。