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カルシウムは骨というイメージが強いかと思います。人体模型をイメージして頂くと、人間のパーツで骨を占める割合が多く、体内のカルシウムの約99%が骨に存在すると言われています。そして残りの1%が細胞内や血液中に存在しています。
その数少ない血液中のカルシウムのうち、約50%くらいがCa2+の形で存在し、残りはほぼアルブミンと結合しています。これらのうち、Ca2+が血液凝固、神経伝達、筋収縮などにも関わります。
一応私は以下のゴロで覚えています。
カルシウム入りの箱豆腐
もはや解説不要と思いますが、イメージづけのために。
ある人気の豆腐屋さんがありました。その豆腐屋さんの人気商品は普通の豆腐に、さらにカルシウムを足した「箱豆腐」でした。
別ページ、フォサマック、ボナロン(アレンドロン酸)とカルシウムの補正式より。
アルブミン4以下のとき、
補正血清カルシウム=実測カルシウム+4ー血清アルブミン
血中のカルシウムは、アルブミンなどにくっついている状態のものか、何もくっついていないフリーのものがある。
カルシウムはアルブミンとくっついているものは働かず、フリーのものが作用する。今回のようにアルブミンが低い場合、くっつくアルブミン自体が少ないことになる。くっつくアルブミンが少ないということは、くっついているカルシウムが少ないということになる。
よって、フリーのカルシウムが多くなるので、働きが強くなる。そのため、実測値のカルシウムは低いのに、働きが強くなるというギャップが生じないように、低アルブミンの時は補正式を用いる。
よくわからないかもしれないので今の文章に具体的に数字を当てはめる。
アルブミンは100%カルシウムにつくとし、アルブミンにくっついているものをアルブミンCa、フリーのものをフリーCaと表す。フリーCa=戦闘力と考える。
血中カルシウム8=アルブミンCa5+フリーCa3と表せる。→戦闘力3
血中カルシウム7=アルブミンCa3+フリーCa4と表せる。→戦闘力4
例2の方が血中カルシウムが低いのに戦闘力では上回っていることになる。これだとおかしいよね。ってことで低アルブミンの時はさっきの補正式を使うということです。
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