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クレアチンキナーゼ(creatine kinase;CK)は酵素であり、クレアチンホスホキナーゼ(creatine phosphokinase;CPK)とも呼ばれます。
主に、エネルギー代謝に関わり、骨格筋、心筋、脳などに存在しています。よって、これらの部位がなんらかの損傷をうけると上昇してきます。薬剤師としては、スタチン系やフィブラート系などの横紋筋融解症などが関わってくるでしょうか。
運動後や筋肉内注射で上昇する可能性があり、また男性は、女性より筋肉量があるため、基準値は高くなっています。
そして、私は覚えられないので、ざっくりと50〜200U/Lと覚えてしまっています。ゴロは以下のように覚えています。
CK(コーナーキック)でゴ〜ル!!200点!!
解説するまでもありませんが、いつものように、イメージづくりの物語を。
あるサッカーの試合で、とてもいい試合が行われていました。実力は拮抗しており、状況はスコアは0-0。後半のロスタイムにコーナーキックのチャンス!!キッカーがボールを蹴り、エースストライカーのもとへ。エースストライカーはオーバーヘッドでゴールを決めました。そのまま試合は終了。実況者は劇的なゴールに「ただの1点じゃない、200点満点のゴールだ!!」と伝えました。
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クレアチンキナーゼには3種類のアイソザイムが存在します。アイソザイムとは、同じ酵素の働きはするけれども、分子構造などが異なる酵素群のことです。正確には違いますが、イメージとしては、スライ〇、スライ〇ベス、ぶちスライ〇みたいなものです。
クレアチンキナーゼの3種類のアイソザイムは、CK-MM、CK-MB、CK-BBです。これらは臓器特異性を持つため、どこに損傷が起こっているのかが推測することが出来るのです。
なお、Mはmuscle typeで筋型、Bはbrain typeで脳型です。MMなら「マッスルマッスル」なため骨格筋、BBなら「ブレインブレイン」なため脳、MBは余りで心筋と覚えることもできます。
クレアチンキナーゼは骨格筋、心筋、脳などに含まれる酵素。
クレアチンキナーゼのアイソザイムにはCK-MM、CK-MB、CK-BBの3種類がある。