CRPの他にも、プロカルシトニンやKL-6などといった特異的な検査値もある。

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CRPの基準値、プロカルシトニンとKL-6も

今回は炎症を示す検査値などについてみていきます。

 

CRP

CRPは、C-reactive proteinの略であり、C反応性蛋白と訳されます。呼び方はシーアールピーとそのまま呼ばれます。

 

CRPの由来は肺炎双球菌のC多糖体と反応する蛋白であったことからこの名前がついています。現在では、主に炎症や細胞の壊死などの検査値として使われます。そのため、感染症だけでなく、悪性腫瘍や心筋梗塞でも上昇します。またリウマチなどの膠原病でも上昇します。

 

CRPの基準値としては、0.3mg/dL以下ということで、普通の人であれば、ほぼ0に近い値です。私はざっくりと1.0以上なら、上がってるなくらいで見ています。

 

CRPは感染症の中でも、細菌性で上昇しやすく、ウイルス性ではあまり上昇しません。好中球が上がり、CRPも上がる場合は細菌性を疑い、リンパ球が上がり、CRPがあまり上がらなければウイルス性を疑うことが多いですが、あまり予想はつけられないようです。そこで、出てくるのがプロカルシトニンです。

 

プロカルシトニン

pro-calcitoninを略し、PCTなどとカルテに書かれることが多いです。名前に「カルシトニン」とつくことから予想できるように、カルシトニンの前駆体がプロカルシトニンです。甲状腺のC細胞というところで作られますが、普通の人はほぼありません。しかし、細菌感染を起こし、敗血症を起こすと、甲状腺以外の臓器からも作られ上昇します。

 

 

プロカルシトニンの基準値は0.5ng/ml未満で、特に2.0ng/mlを超えてくると、敗血症と考えられるようです。時々敗血症の患者が来たりしますが、プロカルシトニンが最大で7〜8くらいの人しかみたことないですね。

 

偽陽性や偽陰性の話もありますが、そこは先生がご判断する領域です。とりあえず、薬剤師はプロカルシトニンは敗血症に関わるということだけでも知っておけばいいと思います。

 

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KL-6

肺は小さい単位である肺胞が集まって出来ています。肺をブドウで例えるなら、肺胞はブドウ1粒です。

 

そして肺胞には肺胞U型上皮細胞という細胞があり、表面活性物質を分泌しています。この粘液によって異物がからめとられ、繊毛の運動によって排除されます。そんな働きをしている肺胞U型上皮細胞ですが、KL-6は肺胞U型上皮細胞に特異的に発現しています。

 

 

肺炎は肺胞に起こる炎症であり、主に肺胞の腔内に起こる肺胞性肺炎と、肺胞どうしの隙間である間質に起こる間質性肺炎に分けられます。肺胞性肺炎では主に抗生物質、間質性肺炎では主にステロイドと治療方針が異なるため、鑑別が重要となってきます。そしてKL-6は主に間質性肺炎を見る時に使われます。

 

KL-6の基準値は500U/mL未満と考えられているようです。これについても、先生がオーダー出しているときに、鑑別してるんだくらいでわかればいいと思います。

 

様々な原因がありますが、薬剤性の間質性肺炎もあります。薬剤性の間質性肺炎が副作用で有名な薬があるので、使用している場合は薬剤師も警戒する必要があります。国試のゴロと一緒に。

 

ブイ6あしげり

 

  • ブ→ブレオマイシン
  • イ→インターフェロン
  • 6→6種類
  • あ→アミオダロン
  • し→小柴胡湯
  • げ→ゲフィチニブ
  • り→リュープロレリン

 

 

ゴロの内容については解説するまでもないですが、某グループであるV〇がライブ中のダンスなどで足蹴りしているシーンなどをイメージすればよいのではないでしょうか。

 

他の薬でも間質性肺炎は起こりうる可能性があるので、注意深くみることが重要です。

 

まとめ

  • CRPの他にも、プレカルシトニンやKL-6などといった特異的な検査値もある。
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