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尿潜血は、尿の中に血液が混ざっていないかをみる検査になります。
普段、私たちがトイレに行くとき、尿は黄色っぽいような色をしているかと思います。しかし血尿があると、私が見ても明らかに赤い色のオシッコをためている患者さんが病棟にいたりします。「痛いんだよ」と言う人もいれば、「痛みとか特に感じないんだよね」と言う人もいます。
尿の中に血液が0.1%以上混ざると、見た目でも赤い色になると言われています。素人の私でも見て、明らかにおかしいだろとわかるようであればいいですが、見た目が普通でわからない時もあります。そういったものを調べるような検査になります。
では、どこから血液が混ざっているのでしょうか?
尿は腎臓という名のフィルターに通されて、作られます。血尿の問題となる血液中の赤血球は、腎臓のフィルターを通ることができません。したがって、フィルターである腎臓より下流の方に問題があるということになります。

尿はざっくりとではありますが、腎臓→尿管→膀胱→尿道というルートで排泄されますので、これらのどこかで異常がある可能性を示しているのです。
血尿が無いのが普通なので、陰性(-)が正常値となります。検査の採用メーカーによって異なるようですが、異常があると、陽性(+)となり、さらにグレードによって(2+)、(3+)と表示されることもあります。(2+)以上だと強陽性と言われ、より尿潜血の疑いが高くなります。
ただし、検査で偽陽性が出ることもあります。女性であれば生理中であったり、ビタミンCの大量摂取によっても、偽陽性となってしまうことがあるため注意が必要です。

薬剤性は様々なものがものが起こしうる可能性がありますが、ゲフィチニブやシクロホスファミドなどの膀胱炎が有名ですね。その他経験上では、クロピドグレルが被疑薬で血尿が出た患者さんもいました。しかし、その人は膀胱腫瘍の再発の可能性もあったので、どうなのかは謎ですが・・・受診勧告はしましたが、その後は不明です。
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尿潜血が陽性(+)となると、尿沈渣と呼ばれる試験を行うことがあります。尿沈渣は尿を顕微鏡で見て、赤血球などを実際に確認する検査です。
その他の全身性疾患でも血尿が起こることがあるそうですが、基本的には先ほど述べたように、腎臓から下流にあたる部分での疾患が多いです。