薬剤師は、安全で効果的な薬物治療に検査値を役立てる。

薬剤師は、安全で効果的な薬物治療に検査値を役立てる。

薬剤師は安全で効果的な薬物治療する上で、検査値をある程度知らなければなりません。ただし、正しい検査値が出るとは限らず、個人差があります。基準値を信じすぎないことも根本的に大事なことです。

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薬剤師は、安全で効果的な薬物治療に検査値を役立てる。

注射のページで、「あなたは注射について大学で勉強しましたか?」という問いをしました。

 

検査値で再び同じような質問をしたらどうでしょうか?「あなたは検査値について大学で勉強してきましたか?」

 

私に関しては、これまたNoだと思います。検査値は本当に授業であったのかと思えるくらい勉強していませんでした。せいぜいナトリウムやカリウム、あとHDLコレステロールやLDLコレステロール、HbA1cや血糖値くらいでしょうか。注射に引き続いて、検査値も現場で求められることと教育がかけ離れてしまっているかと思います。

 

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文句を言っていてもしかたがないので、本題に。病院では様々な検査が行われます。検査値も判断材料の一つとして、医師は診断をしたり、治療の方向性を決めたりします。その他、重症度であったり、治療効果、副作用の具合などといったことを判断するのにも役立ちます。

 

 

当然、カルテに検査結果が書かれ、それに基づいたコメントなどがされるわけです。よって薬剤師もある程度は検査値について知らなければカルテを読むことが出来ません。検査値を理解せずして、薬剤師は安全で効果的な薬物治療はできないかと思います。異常な値が出ているのにも関わらず、薬を出す先生はほとんどいませんが、たまに検査値を見たのか?と思えるような処方に会うことがあります。

 

例えば、ワーファリンがDo処方で来た。PT-INRが5.0だった。

 

極端ではありますが、こういうのを見てストップをかけられる薬剤師になりましょう。大学で授業がなかったのならば、残念ながら独学するしかありません。それくらい、検査値は学ばなければならないものだと思います。検査値をある程度使いこなすことができれば、特に医師と会話が弾むかと思います。

 

まず検査値についてですが、検査値自体が正しいかを考えなければなりません。採血手技であったり、検査の機械が壊れてしまっているなど様々な原因によって正しく反映されないことがあります。

 

例えば、バンコマイシンの採血が投与後に行われてしまい、検査値が高くなってしまうことがありました。薬剤師は正しく採血された検査値が載っていると思い込み、医師に減量を提案。それを受けてバンコマイシンを減量で処方をする。減量されてしまったから、効果が出ない・・・という事例も私の病院ではありました。このように、必ずしも正しいデータが得られるとは限らないのです。

 

そして正しい検査値が出たとしても、検査値には個人差があり、その患者さんにとっては、その検査値が高い(低い)のが当たり前であることもあります。だから1回の検査値だけでなく、過去日の検査値も見る癖をつけると良いと思います(そもそも過去日と比べないと良くなっているか悪くなっているかの判断ができません)。その他にも、患者の体調などによっても影響を受けます。例えば、脱水状態であれば、血液が濃くなりますし、逆に大量の輸液投与などでは血液が薄まります。よって、基準値から外れているから即異常であると決めつけてしまうと間違えることがあります。

 

このページではよく使われる検査値の基本について学べるような内容にしようと思っています。

 

まとめ

  • 安全で効果的な薬物治療に検査値を役立てる。
  • 正しい検査値が出るとは限らず、個人差がある。
  • 基準値を信じすぎない。

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