S0.無承認物質、S1.蛋白同化薬。スピロペント(クレンブテロール)に要注意

S0.無承認物質、S1.蛋白同化薬。スピロペント(クレンブテロール)に要注意

S0.無承認物質は、S1〜S9のどれにも対応せず、治療目的の使用が承認されていない薬物。S1.蛋白同化薬のうち、スピロペント(クレンブテロール)もこのカテゴリーに入るので、要注意。

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S0.無承認物質、S1.蛋白同化薬。スピロペント(クレンブテロール)に要注意

前回の禁止表国際基準(The List)総論では、禁止表国際基準(The List)の全体像を見ました。今回は、そのうちS0.無承認物質とS1.蛋白同化薬を見ていきます。

 

 

S0.無承認物質

S0.無承認物質は、S1〜S9のどれにも対応せず、治療目的の使用が承認されていない薬物を言います。例えば、臨床開発中の薬であったり、臨床開発が中止となった薬、動物への使用のみが承認されている物質などがあります。

 

 

S1.蛋白同化薬

S1.蛋白同化薬は以下の大きく2つにわけられます。

 

  • 蛋白同化男性化ステロイド薬
  • その他の蛋白同化薬

 

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蛋白同化男性化ステロイド薬

蛋白同化男性化ステロイド薬はAnabolic Androgenic Steroids;AASとも略されます。体内に存在する蛋白同化男性化ステロイドの代表例は男性ホルモンのテストステロンです。

 

テストステロンはコレステロールから生合成され、合成や代謝でできるデヒドロエピアンドロステロン、アンドロステジオン、アンドロステンジオール、ジヒドロテストステロンも内因性の蛋白同化男性化ステロイドです。

 

 

蛋白同化男性化ステロイドの作用は、生殖器官の発達させる男性化作用、筋肉を発達させる蛋白同化作用などがあります。そのため、ドーピングとなるわけです。

 

蛋白同化男性化ステロイド薬の副作用は、先ほども男性化作用があると言ったように女性の男性化であったり、逆の男性の女性化も起きたりします。その他にも精神障害で、うつ病や自殺などの例も報告されています。そのため使用中だけでなく、使用をやめた後にもこれらの有害作用に悩まされる可能性があります。

 

その他の蛋白同化薬

ステロイドと言われると、薬剤師はピンと来ると思いますが、その他にも蛋白同化作用のある薬があり、「え?それそうだったの?」とならないように気をつけるべき薬があります。

 

色々とあるのですが、中でもスピロペント(クレンブテロール)は注意したい薬です。

 

 

スピロペント(クレンブテロール)はβ2刺激作用により、気管支喘息や腹圧性尿失禁などに適応があります。しかしスピロペント(クレンブテロール)は蛋白同化作用が強いため、S1.蛋白同化薬に分類されています。

 

なぜスピロペント(クレンブテロール)が蛋白同化作用が起こるのか、メーカーに聞いてみましたが明確な機序や理由はよくわからないということでした。気になる・・・

 

まとめ

  • S0.無承認物質は、S1〜S9のどれにも対応せず、治療目的の使用が承認されていない薬物
  • S1.蛋白同化薬のうち、スピロペント(クレンブテロール)もこのカテゴリーに入るので、要注意。

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