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前回のS8.カンナビノイド、合成大麻ももちろん禁止物質では、S8について見てきました。今回はS9.糖質コルチコイドについて見ていきたいと思います。

まず糖質コルチコイドの簡単な復習を。
副腎は外側の副腎皮質、内側の副腎髄質という構造をとっていて、副腎皮質はさらに3つの層からなっていて、外側から、球状層、束状層、網状層と呼ばれます。

これらのステロイドホルモンはコレステロールから様々な経路を経て生合成されていきます。
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ステロイドの主な作用には、抗炎症作用、免疫抑制作用、糖、タンパク質、脂質の代謝作用、体液と電解質の平衡の維持作用などがあります。これらのうち、糖質コルチコイドは、抗炎症作用、免疫抑制作用、糖、タンパク質、脂質の代謝作用の作用が強く、鉱質コルチコイドは体液と電解質の平衡の維持作用の作用が強いとされています。
糖質コルチコイドはそもそも生体で作られるものであり、生体に存在しています。そのため少量で短期間であれば副作用は出にくいですが、生理的用量以上を継続して使用すると様々な症状が出てきます。
糖質コルチコイドのこれらの副作用の他にも、アスリートには糖質、タンパク質、脂質の代謝などのエネルギー代謝に影響があることから競技能力を向上させる可能性があるため禁止物質とされています。
糖質コルチコイドの投与経路のうち、経口、経直腸、静脈注射、筋肉注射が禁止であり、それ以外の投与経路は禁止されていません。例えば、糖質コルチコイドを含む痔疾患治療薬の外用薬は、肛門周囲への塗布はセーフで、肛門内に挿入して注入すると経直腸となりアウトです。
