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前回のS7.麻薬、ソセゴン(ペンタゾシン)、レペタン(ブプレノルフィン)も禁止のため注意。では、S7について見てきました。今回はS8.カンナビノイドについて見ていきたいと思います。
カンナビノイドと聞くと、医療関係者以外はピンと来ないかもしれませんが、いわゆる大麻の成分となります。前回の麻薬ダメゼッタイに続き、大麻も大麻取締法でそもそも規制されているのでドーピングうんぬんというよりも、そちらの関連でダメゼッタイです。
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大麻は大麻草を原料とし、花、茎、種子、葉などを乾燥して切り刻んだものがマリファナ、成分を凝縮して樹脂状となったものがハッシシと呼ばれています。
これらの大麻の中に含まれるカンナビノイド類には様々なものがありますが、中でもδ-9-テトラヒドロカンナビノールが薬理作用に大きく関わるとされていて、δ-9-テトラヒドロカンナビノールは、カンナビノイド受容体に結合して作用すると考えられています。
δ-9-テトラヒドロカンナビノールに結合するカンナビノイド受容体は大脳皮質、海馬、線条体、小脳などに分布していて、様々な作用をもたらします。芸能人などが手を出すように、気分の高揚、多幸感、幻覚などが現れますが、空間や時間認識の異常、認知判断の異常、記憶障害、協調運動障害、不安や恐怖の増強、錯乱状態などの症状も現れます。
これらの作用があることから、アスリートがプレッシャーから逃れるために手を出して、精神的依存状態となってしまうことがあるので、使用禁止となっています。しかし冒頭でも申し上げたように、そもそもダメゼッタイです。
大麻取締法などの法律から逃れるために、構造式を少しいじったデザイナーズドラッグがあり、いたちごっこが続いています。もちろん、構造式を少しいじっても禁止物質には変わりありません。そのため大麻でなくても、これらのデザイナーズドラッグなどの合成大麻の可能性もあるため、これらの怪しい類のものには絶対に手を出してはいけません。
この手の話をすると、薬局実習時代の学校薬剤師体験のことを思い出します。今でも、子供たちの感想文を覚えています。
「将来、先生たちのように、かっこいい薬剤師になりたいです。どうすればなれますか?」
私がかっこいいかどうかはさておき、今頃かっこいい薬剤師目指して、薬学部で頑張ってくれているかな?アスリートだけに啓蒙するのではなく、小さいころからの啓蒙は大事ですね。