アリドネパッチ(ドネペジル)、アリセプトからの切り替え

アリドネパッチ(ドネペジル)、アリセプトからの切り替え

アリセプトからアリドネパッチ(ドネペジル)に切り替える場合は次の投与予定時刻(翌日)に行います。有効性及び安全性が検討されていないので、アリドネパッチ(ドネペジル)をハサミなどで切らない

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アリドネパッチ(ドネペジル)、アリセプトからの切り替え

由来

  • ALLYDONEのAlly(仏語読み)は、味方、仲間、協力者、支持者を、doneは有効成分名に由来

 

特徴

  • ドネペジルを有効成分として含有する経皮吸収型製剤(パッチ剤)。定常状態において27.5mgの1日1回貼付がドネペジル塩酸塩経口製剤5mg1日1回投与と同等のAUC0-24hを示した。
  • 血漿中ドネペジル濃度は初回貼付後緩やかに上昇し、その後定常状態に達するため、軽度及び中等度アルツハイマー型認知症では投与開始時を含め用量調節は不要

 

アリドネパッチ(ドネペジル)の作用機序はアセチルコリンエステラーゼを阻害することによる。

 

アセチルコリンは記憶に関わる神経伝達物質であり、アルツハイマー型認知症患者は減少していると考えられている。

 

 

記憶に重要なアセチルコリンであるが、アセチルコリンエステラーゼによって分解される。アリドネパッチ(ドネペジル)は、そのアセチルコリンエステラーゼを阻害することによって、アセチルコリンの分解を防ぐ。

 

アリドネパッチ(ドネペジル)の半減期(平均値)は27.5mg製剤で81.54時間、55mg製剤で75.86時間であり、貼付17日には定常状態に達する

 

用法用量

  • 軽度〜中等度のアルツハイマー型認知症患者;1日1回27.5mgを貼付。
  • 高度のアルツハイマー型認知症患者;27.5mgで4週間以上経過後、55mgに増量。症状により1日1回27.5mgに減量できる。

 

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アリセプト錠(ドネペジル)からアリドネパッチ(ドネペジル)からの切り替え

アリセプト錠(ドネペジル)からアリドネパッチ(ドネペジル)へ切り替える際は、次の投与予定時刻(翌日)に切り替え

 

  • アリセプト錠(ドネペジル)5mg/日の場合はアリドネパッチ(ドネペジル)27.5mg/日に切り替え
  • アリセプト錠(ドネペジル)10mg/日の場合はアリドネパッチ(ドネペジル)55mg/日に切り替え

 

なおアリセプト錠(ドネペジル)5mg/日からアリドネパッチ(ドネペジル)を55mgに増量を行いたい場合は、アリドネパッチ(ドネペジル)27.5mgを4週間以上貼付したのちに、アリドネパッチ(ドネペジル)55mgの貼付を開始。アリセプト錠(ドネペジル)とアリドネパッチ(ドネペジル)を同時期に投与することは過量投与になるおそれがあるため併用は避ける

 

アリドネパッチ(ドネペジル)の貼付

貼付は背部、上腕部、胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に行い、24時間毎に貼り替え

 

アリドネパッチ(ドネペジル)が剥がれた場合は、その時点で新しい製剤に貼り替え、予定していた次の貼り替え時間に改めて新しい製剤に貼り替え。貼り忘れた場合は、気がついた時に貼り、次回は通常通りの時間に貼り替える。

 

アリドネパッチ(ドネペジル)は切って使用したときの有効性及び安全性が検討されていないのでハサミなどで切らない

 

重大な副作用

  • QT延長、心室頻拍(torsade de pointesを含む)、心室細動、洞不全症候 群、洞停止、高度徐脈、心ブロック(洞房ブロック、房室ブロック)、失神、心筋梗塞、心不全、 消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)、十二指腸潰瘍穿孔、消化管出血、肝炎、肝機能障害、黄疸、 脳性発作(てんかん、痙攣等)、脳出血、脳血管障害、錐体外路障害、悪性症候群(Syndrome malin)、横紋筋融解症、呼吸困難、急性膵炎、急性腎障害、原因不明の突然死、血小板減少

 

アリドネパッチ(ドネペジル)の主な副作用は皮膚症状、下痢や食欲不振を含む胃腸障害など。アリドネパッチ(ドネペジル)でかぶれなどの皮膚症状が現れた場合には、保湿剤やステロイド軟膏又は抗ヒスタミン外用剤等を使用するか、アリドネパッチの一時休薬、あるいは使用を中止などを検討。

 

また光線過敏症が発現するおそれがあるので、衣服で覆う等、貼付部位への直射日光を避ける。アリドネパッチ(ドネペジル)を剥がした後も、貼付していた部位への直射日光を3週間は避ける

 

経験したこと

アリドネパッチ(ドネペジル)に関連して、認知症の薬物治療のアルゴリズムをまとめておく。

 

 

軽度
  1. コリンエステラーゼ阻害薬を1剤
  2. 効果なしや副作用などあれば、他のコリンエステラーゼ阻害薬に変更
  3. 2でも効果なしや副作用であれば投与中止or中等度の対応へ

 

中等度
  1. コリンエステラーゼ阻害薬を1剤orメマリー(メマンチン)
  2. 効果なしや副作用などあれば、他のコリンエステラーゼ阻害薬かメマリー(メマンチン)に変更orコリンエステラーゼ阻害薬とメマリー(メマンチン)併用or高度の対応へ
  3. 2でも効果なしや副作用であれば投与中止or高度の対応へ

 

高度
  1. アリセプト(錠剤なら10mgパッチなら55mg)かメマリー(メマンチン)orアリセプト(錠剤なら10mgパッチなら55mg)とメマリー(メマンチン)併用
  2. 1でも効果なしや副作用であれば投与中止

 

まとめ

  • アリセプトからアリドネパッチ(ドネペジル)に切り替える場合は次の投与予定時刻(翌日)に行う

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