アクトス(ピオグリタゾン)はインスリン抵抗性を改善します。浮腫、心不全、体重増加が特徴的な副作用なので注意が必要です。その他にも骨折リスクや膀胱がんのリスクなども報告されています。

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セレネース注(ハロペリドール)の作用機序はD2受容体を遮断する
「急激な精神運動興奮などで、緊急を要する場合に用いる」と添付文書記載されているのは珍しい
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セレネース注(ハロペリドール)に関連してせん妄についてまとめておく。せん妄には以下のような分類がある。
まずせん妄の予防にはロゼレム(ラメルテオン)が有効ではないかと考えられている。次にせん妄に抗精神病薬を用いて良いのかということを考えた時に以下のようなフローチャートとなる
低活動型せん妄の場合は何も使わない。もし過活動型せん妄ならば次のフローチャートへ
注射が使えるのならば、セレネース(ハロペリドール)を用いる。内服であれば次のフローチャートへ
セロクエル(クエチアピン)、ジプレキサ(オランザピン)は糖尿病では禁忌となるため、糖尿病の既往がなければセロクエル(クエチアピン)、ジプレキサ(オランザピン)などを用いる。セロクエル(クエチアピン)は半減期が短いのに対して、ジプレキサ(オランザピン)は剤型が多いのがメリット
もし糖尿病の既往があるならば、ルーラン(ペロスピロン)やリスパダール(リスペリドン)などを用いる。先ほどと同様にルーラン(ペロスピロン)は半減期が短いのに対して、リスパダール(リスペリドン)は剤型が多いのがメリット
今回登場した薬に関して効果の面はあまり変わらないので、投与法や副作用(パーキンソニズム、鎮静、起立性低血圧)の面からまとめておくと以下のようになる