セルフメディケーションの対象となる筋肉痛や関節痛とOTCのまとめ

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セルフメディケーションの対象となる筋肉痛や関節痛とOTC

日本人、特に高齢者は湿布などが大好きです。直近にもらったばかりなのに、他の医療機関でもらっていたりと湿布漬け状態の方もいます。湿布もなるべくOTCへ移行できたら医療費を削減できる可能性を秘めていると私は思っています。

 

 

今回は、湿布などに関わる筋肉痛や関節痛をみていきます。筋肉痛や関節痛に対してOTCを売る場合、本当に筋肉や関節の痛みなのか、はたまた他の原因なのかを判断することが大事です。

 

感染症、リウマチ、腫瘍、骨折、痛風などの基礎疾患を伴う場合は、受診勧奨すべきです。

 

基礎疾患を伴わない筋肉痛、関節痛

軽度の痛みで痛みが2週間以内であったり、慣れない運動による痛みなどがセルフメディケーション対象となり、具体的には肩こり、筋肉疲労、捻挫などがあげられます。

 

肩こり

首筋、首の付け根、肩、背中に張り、痛み、凝りなどが現れます。緊張型頭痛を伴うこともあります。

 

猫背、運動不足、長時間のデスクワーク、冷房での肩の冷やしすぎなどが悪化の原因となります。

 

 

筋肉疲労

日ごろ運動不足の人が急に運動したりすると、疲労物質がたまったり、筋肉が損傷を受けて筋肉痛が現れます。

 

 

捻挫

関節部分がねじれてしまった状態です。ねじった所が腫れたり、押すと痛かったり、ひねったりすると痛みが現れます。

 

基本的には1、2か月でよくなってくることが多いですが、歩けないほどの捻挫は受診勧奨したほうがよいでしょう。

 

 

受診勧奨した方が良い症状

 

  • 2週間をこえる痛み
  • いつもと異なる痛み
  • 発熱や感染症を疑う
  • 5歳未満
  • 骨折などが疑われ、腫れている

 

このほかにも、受診勧奨の対象となるよくある疾患として、

 

  • 痛風;突然の激しい関節痛、特に足親指の付け根が赤く腫れる
  • 骨粗鬆症;閉経後の女性や高齢者などに多い。
  • リウマチ;中年の女性に多い。朝のこわばりや関節の痛み

 

などがあります。

 

OTCの外用鎮痛消炎剤の剤形

OTCの外用鎮痛消炎剤には様々な剤形があります。

 

貼付剤
  • パップ;厚みがあり、はがれやすい。テープ剤と比べると肌に優しく、かぶれにくい。
  • テープ;薄く伸縮性があり、はがれにくい。パップ剤と比べると粘着力が強く、かぶれやすい。

 

塗布剤
  • 液;毛の生えた部分にも塗布可能。作用の持続性は低い。
  • 軟膏;擦り込むことで吸収が高まる。クリームと比べるとべたつき感がある。
  • クリーム;擦り込むことで吸収が高まる。軟膏と比べるとべたつき感は少ない。
  • ゲル;浸透性が高く、擦り込まないで使用。

 

噴霧剤
  • スプレー;手を汚さず、広範囲に使える。作用の持続性は低い。

 

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OTCの配合成分

先ほどのOTCの外用鎮痛消炎剤によく配合されている成分を見ていきます。

 

サリチル酸系
サリチル酸メチル、サリチル酸グリコールなど

 

  • 鎮痛消炎効果は比較的穏やか
  • NSAIDsより安価
  • においがあることも

 

NSAIDs
ジクロフェナク、インドメタシン、フェルビナク、ケトプロフェン、ピロキシカム

 

  • 鎮痛消炎効果が強い
  • 喘息の既往歴がある患者は禁忌
  • 妊婦や15歳未満は基本的に禁忌

 

冷感成分
カンフル、ハッカ油、l-メントールなど

 

  • 清涼感があるため、運動後などの急性炎症に適している

 

血行促進成分
トウガラシエキス、ノニル酸ワニリルアミドなど

 

  • 皮膚温度を上昇させ血行を促進させるため、肩こりなどに適している

 

貼付剤の貼り方

たまにあるのが、湿布がすぐはがれるという相談です。はさみで切ると、患部にフィットしやすくなります。

 

肩、膝

貼付剤を半分に折ってから中心に2〜3cmの切り込みを入れます。

 

切り込みを入れた部分から上半分を引っ張り肩や膝の上部に貼ります。そして下半分を下に伸ばすように貼ります。

 

 

首、足首

貼付剤を半分に折ってから左右の端に2〜3cm切り込みを入れます。

 

左右の切り込みを入れた上の部分を首や足首の上部分に伸ばしながら貼ります。下半分も伸ばすように貼ります。

 

 

まとめ

  • 高齢者は湿布大好き
  • セルフメディケーションの対象となる症状としては肩こり、筋肉疲労、捻挫などがある
  • 筋肉痛や関節痛に使われるOTCは、軽かったりNSAIDs禁忌の場合はサリチル酸系を使う。
  • 急性の筋肉痛や関節痛の場合は冷感成分、慢性の場合は温感成分が効果的なことが多い。
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