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日本人、特に高齢者は湿布などが大好きです。直近にもらったばかりなのに、他の医療機関でもらっていたりと湿布漬け状態の方もいます。湿布もなるべくOTCへ移行できたら医療費を削減できる可能性を秘めていると私は思っています。
今回は、湿布などに関わる筋肉痛や関節痛をみていきます。筋肉痛や関節痛に対してOTCを売る場合、本当に筋肉や関節の痛みなのか、はたまた他の原因なのかを判断することが大事です。
感染症、リウマチ、腫瘍、骨折、痛風などの基礎疾患を伴う場合は、受診勧奨すべきです。
軽度の痛みで痛みが2週間以内であったり、慣れない運動による痛みなどがセルフメディケーション対象となり、具体的には肩こり、筋肉疲労、捻挫などがあげられます。
首筋、首の付け根、肩、背中に張り、痛み、凝りなどが現れます。緊張型頭痛を伴うこともあります。
猫背、運動不足、長時間のデスクワーク、冷房での肩の冷やしすぎなどが悪化の原因となります。
日ごろ運動不足の人が急に運動したりすると、疲労物質がたまったり、筋肉が損傷を受けて筋肉痛が現れます。
関節部分がねじれてしまった状態です。ねじった所が腫れたり、押すと痛かったり、ひねったりすると痛みが現れます。
基本的には1、2か月でよくなってくることが多いですが、歩けないほどの捻挫は受診勧奨したほうがよいでしょう。
このほかにも、受診勧奨の対象となるよくある疾患として、
などがあります。
OTCの外用鎮痛消炎剤には様々な剤形があります。
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先ほどのOTCの外用鎮痛消炎剤によく配合されている成分を見ていきます。
たまにあるのが、湿布がすぐはがれるという相談です。はさみで切ると、患部にフィットしやすくなります。
貼付剤を半分に折ってから中心に2〜3cmの切り込みを入れます。
切り込みを入れた部分から上半分を引っ張り肩や膝の上部に貼ります。そして下半分を下に伸ばすように貼ります。
貼付剤を半分に折ってから左右の端に2〜3cm切り込みを入れます。
左右の切り込みを入れた上の部分を首や足首の上部分に伸ばしながら貼ります。下半分も伸ばすように貼ります。