セルフメディケーションの対象となる日焼けとOTC

セルフメディケーションの対象となる日焼けとOTC

日焼けの原因となるのは紫外線です。紫外線の中でも皮膚に影響を与えるのはUVAやUVBです。水ぶくれを伴う日焼けは、OTCを使いセルフメディケーションできないので、受診勧奨しましょう。

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セルフメディケーションの対象となる日焼けとOTC

女性にとって(男性にとっても?)美は永遠のテーマです。いつまでも若く美しくありたいという人が多いです。そういう人にとって、日焼けは天敵です。今回は、日焼けのセルフメディケーションの対象となるOTCの成分を見てみましょう。

 

 

まず皮膚の構造から見てみます。

 

皮膚の構造

皮膚は外側から、表皮、真皮、皮下組織の3つの層からなります。

 

表皮はさらに角質層、角質層、有棘層、基底層の4層からなります。基底層の細胞は徐々に表面へと押し上げられて、角質層の細胞となりアカとなって剥がれ落ちます。このことを皮膚のターンオーバーと言います。ターンオーバーは約1ヶ月かけて行われますが、加齢とともに時間がかかるようになってきます。

 

 

真皮はコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などを含み肌の弾力やみずみずしさなどに関わります。

 

皮下組織は皮下脂肪を含み、外からの衝撃を和らげたり、体温を維持する働きなどをします。

 

紫外線

日焼けの原因の1つである紫外線には、UVA、UVB、UVCなどの種類があります。

 

 

UVAは最も波長が長く、物質を透過しやすいため、真皮まで到達します。

 

UVBはUVAと比べて波長は短く、エネルギーが強いため、表皮を傷つけます。

 

UVCは最も波長が短くエネルギーが強いですが、オゾン層や大気を通過できないので、体に影響は与えにくいです。

 

よってUVAやUVBによる皮膚への影響が大きいと言えます。

 

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受診勧奨すべき日焼け

受診勧奨すべき日焼けの例には以下のようなものがあります。

 

  • 水疱(水ぶくれ)ができている場合;真皮までやけどを起こしている可能性
  • 強い日光に当たっていないのに日焼けしている;光線過敏症や薬の副作用の可能性

 

日焼けに使われるOTCの成分

皮膚がひりひりしたり、腫れるなどの炎症が起きていれば、ステロイドを考慮します。

 

酸化亜鉛

 

  • 収れん作用があり炎症を抑える。皮膜を作り、皮膚の保護作用もある。日焼けに使われる。

 

グリチルレチン酸

 

  • 抗炎症作用を持ち、日焼けに使われる。

 

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、デキサメタゾン

 

  • ミディアムのステロイド。抗炎症作用を持つ。

 

デキサメタゾン酢酸エステル、プレドニゾロン、プレドニゾロン酢酸エステル、ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾン酢酸エステル

 

  • ウィークのステロイド。抗炎症作用を持つ。

 

アスコルビン酸

 

  • 黒色メラニンの生成を抑え、色素沈着を緩和する。

 

L-システイン

 

  • メラニンを作る酵素の過剰酸性を防ぎ、黒色メラニンの沈着した角質細胞の排出を促す

 

まとめ

  • 皮膚に影響を与える紫外線は主にUVAやUVB。
  • 水ぶくれができている場合は受診勧奨

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