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胸やけや胃もたれを訴える患者は多く、OTCの薬を販売する機会は意外とあります。今回は、胸やけや胃もたれに使われるOTCの薬を見ていきます。私も先日、焼き肉食べ放題に行って死ぬほど食べたら、次の日胃もたれがヤバかったです。学生の頃はなかったのになぁ・・・年を感じます(笑)
胸やけは胃酸などが食道内に逆流して、食道の粘膜を刺激することで起こります。胸やけは、みぞおち付近から口側にかけてのチリチリした症状と言われていますが、他にも酸っぱいものが上に上がってくる、胸が熱い、胃が重い、胃がムカムカするなど症状の表現方法は患者によって様々です。
胃もたれは消化器の運動機能が落ちることで起こります。特に脂肪分の多い食べ物は胃から十二指腸への排出が遅く、胃もたれを起こしやすいです。胃もたれは、みぞおち付近が張って不快感のある症状と言われていますが、空腹感が無い、すぐに満腹になるなど症状の表現方法は患者によって様々です。
では、OTCの薬を見てみましょう。
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OTCの胃薬を選ぶときには、胃酸を抑える薬か、胃の働きを良くする薬かを考えることが必要です。
まず胸やけにはH2ブロッカー、制酸成分、胃粘膜保護成分などが入っている薬を選びます。効果がなければ胃の運動機能が低下していると考え、胃腸機能調整成分が入っている薬を選びます。
胃もたれは胸やけとは逆に、胃腸機能調整成分が入っている薬を選びます。効果が無ければ胃酸が関連した症状と考えて、H2ブロッカーを選びます。
出過ぎた胃酸を中和します
胃の壁細胞にあるH2受容体を阻害します。
胃酸分泌の抑制や鎮痙作用もあります。
胃の粘膜を保護します。
スクラルファートとアルジオキサはアルミニウム含有のため透析患者には禁忌
胃粘膜に対する局所麻酔作用や、胃酸分泌抑制作用を持ちます。
かみ砕いてしまうと、口の中で成分が出てしびれを感じることがあるため、かまずに飲み込む
胃の機能が低下したときに使われます。
消化管の運動調節作用がある
消化酵素を補い、消化を助けます。
胸やけや胃もたれを感じたときに使われるOTCの漢方薬です。
患者さんの症状を聞き取り、合いそうな成分が入っているものを選びましょう。