マンジャロ(チルゼパチド)、ダイエットについて物申す

マンジャロ(チルゼパチド)、ダイエットについて物申す

マンジャロ(チルゼパチド)は低血糖リスクも低く体重減少もさせることから自由診療でダイエットで出されています。マンジャロ(チルゼパチド)のダイエットは迷惑なのでやめていただきたい

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マンジャロ(チルゼパチド)、ダイエットについて物申す

由来

  • 特になし

 

特徴

  • 週1回投与の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬

 

マンジャロ(チルゼパチド)は、持続性のグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP;glucose-dependent insulino-tropic polypeptide))受容体及びグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1;glucagon-like peptide-1)受容体の作動薬。これらの働きとして、インスリン分泌促進作用グルカゴン濃度低下作用を増強するなどの作用がある。

 

 

そのためマンジャロ(チルゼパチド)は膵β細胞の受容体と結合することにより、グルコース濃度依存的にインスリン分泌を促進させ、空腹時及び食後グルコース濃度を低下させる

 

この作用機序からマンジャロ(チルゼパチド)はHbA1c低下作用が強いにも関わらず単独での低血糖リスクは低い。その他にも体重減少作用もあるため、BMIが35以上などの高度肥満患者には適している。

 

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用法用量

  • 週1回2.5mgから開始し4週間投与した後、週1回5mgに増量して維持用量とする。患者の状態に応じて適宜増減するが、週1回5mgで効果不十分な場合は、4週間以上の間隔で2.5mg ずつ増量できる。ただし、最大用量は週1回15mgまで

 

マンジャロ(チルゼパチド)を打ち忘れた場合の対応はトルリシティ(デュラグルチド)と同じ。

 

  • 次回投与するべき日まで72時間以上ある場合;すぐに投与し、次の打つべき曜日でも予定通り打つ。
  • 次回投与するべき日まで72時間未満の場合;忘れた分は打たない。次の打つべき曜日は予定通り打つ。

 

例として、日曜日投与の場合は以下のようになる。

 

 

重大な副作用

  • 低血糖、急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸、アナフィラキシー、血管性浮腫

 

吐き気や下痢などの消化器症状が起こりやすいため注意。

 

経験したこと

SNSやyoutubeなどでマンジャロ(チルゼパチド)のダイエットについて流れてきたので思っていることを物申す。

 

マンジャロ(チルゼパチド)の先ほどのような作用機序から低血糖リスクが低くて体重減少もあるということで自由診療のダイエットに用いられている。いくら自由診療だからといっても、こんなこと許されていいのかと思う。万が一問題が起きた時に責任持てるのか?自分のところで責任持てないなら薬出すなと思う。問題起きた時だけ他院にしりぬぐいさせるようなことして恥ずかしくないのかと思う。

 

薬出す方も出す方だし、安易にマンジャロ(チルゼパチド)のダイエットやろうとしている患者も患者である。マンジャロ(チルゼパチド)のダイエットのせいで、出荷調整が起こり本来使うべき人に薬が渡らなくなるという認識を持ってほしい。

 

総じてマンジャロ(チルゼパチド)のダイエットは多方面に迷惑しかかけないので、こういう薬こそ流通面をしっかり確認するシステムを導入するべきだと思う。

 

まとめ

  • マンジャロ(チルゼパチド)の自由診療でのダイエットは迷惑しかかけないのでやめていただきたい。

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