ノボラピッド(インスリンアスパルト)、デバイスの違いのまとめ

ノボラピッド(インスリンアスパルト)、デバイスの違いのまとめ

インスリンのデバイスで、フレックスペン、ミリオペン、ソロスター、キット、イノレットなどは単位調節時にせり出しがあるが、フレックスタッチはせり出しがないのが大きな違いです。

Sponsored Link

ノボラピッド(インスリンアスパルト)、デバイスの違いのまとめ

由来

  • Novo NordiskよりNOVOと速効を意味するRapidよりRAPID。合わせてノボラピッド

 

rapidから超速効型であることはイメージしやすい

 

特徴

  • 皮下注射後速やかに吸収され、短時間で消失する

 

 

ノボラピッド(インスリンアスパルト)は超速効型インスリンに分類されて、インスリンの追加分泌を補う

 

用法用量

  • 通常、成人では、初期は1回2〜20単位を毎食直前に皮下注射。適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日4〜100単位。

 

医師の指示によるが超速効型は一般的に食直前は食事の15分前に打つ

 

重大な副作用

 

経験したこと

インスリンのデバイスについて簡単にまとめておく。インスリンのデバイスには以下のようなものがある。

 

  • 従来型のペンタイプ;フレックスペン、ミリオペン、ソロスター、キットなど。単位合わせでせり出しがあったり、バイオシミラー製剤があり経済的な意味で患者負担が少ないことが特徴。
  • 改良型のペンタイプ;フレックスタッチ。単位合わせでせり出しがなく、ペンが太いのが特徴。
  • イノレットタイプ;イノレット。単位合わせでせり出しがあり、タイマーのような独特の形状をしていてダイヤルを回して単位調整を行う。視力障害や手が不自由な患者も比較的使いやすいが、薬剤自体が少ない。

 

 

インスリンの単位を合わせる時に単位の部分を回すとペンの部分が伸びていくのが従来型のペンタイプではある。手が不自由な患者の場合ではうまく押すことができない場合がある。それに対して改良型のペンタイプ(フレックスタッチ)は単位調節するときにペンが伸びないので押しやすさが改善している。

 

あとは単位窓の見やすさなどがそれぞれ違うので、患者が正しく単位を認識できているかの確認も必要である。もし単位が見にくいようであれば拡大鏡があったりするのでメーカーから取り寄せるのも1つの手段となる。

 

超速効型と持効型のインスリンを使っている患者がもし視力障害などがあり見分けがつかなかったら打ち間違えてしまう可能性がある。そういった場合にわざとデバイスを違うものを選択するというのも一つの手である。

 

まとめ

  • インスリンのデバイスを考えるうえで、フレックスタッチは単位調節時にせり出しがない。
  • 従来のペンタイプはせり出しがあるが、バイオシミラーがあり経済的な負担が少ない。
  • イノレットは視覚障害や手が不自由な人に向いているが、薬自体の選択肢がかなり少ない。

就職や転職でお悩みの方はコチラ!私はここで年収120万円上がりました

Sponsored Link