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前回の八綱(陰陽、虚実、寒熱、表裏)では病態把握の指標を見てきました。今回は病態把握の手段について見ていきます。
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今までの八綱は旅行に例えるならば、その街にどういうグルメがあったり、観光スポットがあるのかという特徴を知るためのものでしたが、今からお話しするのは、その街に車で行くのか、新幹線で行くのか、飛行機で行くかなど交通手段を表しています。病態把握の手段には以下のようなものがあります。

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気血水は生体を維持するものを表す仮想概念です。

気とは生体活動を営むエネルギーで形がなくて働きだけがあるものを言います。気に関わる病的な状態には以下のようなものがあります。
漢方における血は、物質としての血液だけでなく、その機能や関連した感情を指し、食物や大気中にある精気を全身に巡らせる作用があると考えられています。血における病的な状態には以下のようなものがあります。
水は体液のことを指し、水の病的な状態は以下のようなものがあります。
六病位は急性熱性疾患におけるステージ分類で以下のようなものがあります。
上の3つは「陽」、下の3つは「陰」が入っていることからもわかるように風邪を陰陽で考えます。つまり、陽は悪寒があるが熱感もあったり、顔面が紅潮しているなどの症状があります。陰は悪寒ばかりで熱感に乏しく、顔面蒼白などの症状があります。さらに太陽病、小陽病、陽明病を表裏で見てみると、風邪の原因となる邪気がどこにいるかで分けることができます。
そしてこの六病位はそれぞれのステージにいつまでもとどまるわけではなく、時間の経過とともに別のステージに移る可能性もあります。

五臓とは肝、心、脾、肺、腎を指し、六腑は胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦を指します。五臓の肝、心、脾、肺、腎はもともと黄帝内経に記載された東洋医学用語であり、解剖学的臓器とは本質的に別のものです。つまり東洋医学的には様々な機能や性質まで含めた複合体と解釈されます。例えば、五臓の異常と臨床症状は以下のようなものがあります。
