病院実習、3つの特徴

病院実習、3つの特徴

病院実習では、点滴に触れられること、患者さんと退院まで関われること、チーム医療ができることなどが特徴としてあげられます。新人や実習生のうちにたくさんミスして学びましょう。

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病院実習、3つの特徴

病院は大学と提携している病院であれば、ある程度自由に選ぶことができます。

 

 

私は近い所と、大病院以外がいいと当時考えました。かなり近くに国立の大学病院があったのですが、そこは実習後も20時まで課題をさせられると聞いて、避けました。このように先輩からある程度の情報が得られると思います。

 

私の病院実習

さて私の実習先でしたが、400床くらいの所で、科目は基本的なものはそろっている病院でした。実習のはじめの方は内服注射の調剤を午前中行い、午後は薬剤師の先生が講義してくれます。このサイトに載せているような、いくつかの基本的な立ち居振る舞いまで指導されました。抗がん剤のミキシングも経験でき、最後の方は、担当薬剤師の先生の指導のもと病棟業務もさせてもらえました。

 

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私は小児科病棟を選び、1人の患者さんの担当薬剤師をしました。

 

担当の患者さんは、1型の糖尿病患者で年齢は14歳の患者さんでした。糖尿病の知識が全くなく、初めてのインスリン導入となりました。確かノボラピッドとランタスになったと思います。

 

看護師さんから、患者さんの詳細を聞いたところ、反抗期で親と話をほとんどしない、学校は行っていない、11時くらいに家に帰るなど生活が不規則な患者さんでした。

 

 

私は、「これから糖尿病と付き合って行くことになるので、なぜインスリンが必要なのかを理解してもらい納得した上で、インスリンを使ってもらう必要がある」と考えました。

 

そこで糖尿病の全体的な概要から始まり、1型のインスリンの出る量、それを補うために超速攻型と持続型を使いわけること、低血糖時の対処法、インスリンの手技や保管方法などを1日1項目にして、日をわけて説明しました。

 

すると、患者さんから、「退院後の話になると思いますが、夜11時くらいまで遊んで、そこから帰るので寝る前のランタスを忘れてしまう気がします」と意見がありました。医師に確認したところ、それなら朝にしようとなり、寝る前から朝になりました。

 

無事に経過して、私の実習終了直前くらいに退院されました。最後に患者さんから、「糖尿病のこと色々教えてくれてありがとうございました。退院後もインスリン頑張りますから、実習頑張ってください」と言われたのを、今でも覚えています。

 

 

私はこの経験から、チーム医療の重要性を感じました。そして、患者さんをはじめ医療スタッフから必要とされる薬剤師になりたいと思うようになりました。

 

病院実習の3つの特徴

 

@点滴に多く触れられること

 

私の病院実習先での不満を強いてあげるなら、この特徴である点滴に関してこれといった説明はなく、独学するしかなかったことです。それがこのサイト作成の要因にもなったのですが。

 

 

A患者さんと点ではなく線で関われること

 

薬局実習では、長期処方の可能性が高いため1度会ったら、それで実習終了の可能性が高いです。自分が介入したことによる影響を把握しにくいと思います。それに対して病院では、患者さんを退院まで追って関わることができます。

 

 

B他職種と関わることができること(チーム医療ができること)

 

頼りになりますし、自分も頼られるようにならなければと刺激になります。勉強になりますし、様々な視点でも見られるようになります。

 

 

これらを意識して実習すると実りあるものになります。せっかくの実習なので、たくさん失敗していろいろな経験をしてください。

 

まとめ

  • 病院実習は、点滴があること、患者と長い期間関われること、チーム医療ができることが特徴。

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