薬学部のオスキー(OSCE)を合格するには

薬学部のオスキー(OSCE)を合格するには

オスキー(OSCE)が薬学部にも6年制となったため、導入されました。合格するための対策としては、最後までやり通すことが一番です。この絶対条件を元に、合格のためのヒントを載せています。

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薬学部のオスキー(OSCE)を合格するには

薬学部は4年制から6年制となり、4年時にオスキー(OSCE)と呼ばれる試験があります。これは4年制の時には無かったものです。

 

 

簡単に言ってしまうと、オスキー(OSCE)は実技試験です。これに合格出来なければ、5年生になることが出来ません。このサイトを見ているということは、あなたは心配になって調べたのでしょう。

 

時間制限もあり、一発勝負なのが、とても緊張しますよね。オスキー(OSCE)を合格するためのヒントをまとめたので、参考にして合格してください。

 

試験内容

まずオスキー(OSCE)の試験内容は以下のようになります。

 

  • 患者来局者応対(1題)
  • 調剤(2題)
  • 調剤監査(1題)
  • 無菌操作(1題)
  • 情報提供(1題)

 

以上の5科目、6題を受けます。試験内容は各大学により異なり、原則本番までわかりません。大学内の試験内容は皆同じものを受けます。20人くらいを1グループとし、各課題のブースを回っていく感じです。課題を受ける→次の課題のブースへ移動し、待機→課題を受ける…というのを繰り返します。

 

 

実際の試験では、「課題を読んでください。」という合図と同時に、目の前の問題用紙をめくり、約1分〜2分くらいの間に問題を読みます。ここで注意するべきは、どこまで求められているのかを冷静に読むことです。

 

例えば散剤の試験では、「粉を混合するところまで行う。」などと書いてあります。別に混合した後に薬包紙に分けなさいとまでは書かれていないのです。しっかりとこの時間の間に、どういう手順で進めていくかをイメージしておきましょう。

 

 

「課題を読んでください。」と言われて時間が経過すると、「課題を始めてください。」というアナウンスが入ります。このアナウンスで試験開始となります。制限時間は5分。イメージした通りに進めていきましょう。時間が経過すると、「課題をやめてください。」というアナウンスが入り、1つの課題が終了となります。ざっとこんな流れになります。

 

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オスキー(OSCE)を合格するための絶対条件

オスキー(OSCE)合格するための対策として、絶対に心がけなくてはならないことが1つだけあります。それは、何がなんでも最後までやり通すことです。

 

オスキー(OSCE)を合格するためには、細目評価の平均点が70%以上と概略評価5点以上を満たす必要があります。そのためパニックになって、作業を停止してしまうと、それ以降の評価が不可と見なされ、必然的に不合格となります。

 

私が聞いたことがある話だと、とある学生がオスキー(OSCE)中に、散剤の計算が出来なくなってしまい、パニック状態となり、泣いてしまったそうです。それ以降の項目は全て不可となり、不合格となりました。ここで最初の計算が明らかにおかしくても、強引に終えれば、減点1で済むわけです(現場ではそんなの通用しませんが)。完璧である必要性は無いので、最後までやり通すことで、合格出来ます。

 

 

まずこの絶対条件を踏まえた上で、対策を考えていきます。

 

対策@項目を読み、自分の流れを作る。

オスキー(OSCE)は課題内容は本番までわからないにしろ、評価項目はわかります。実習書に書いてあるはずです。各課題の評価項目を読み、項目を網羅するように自分の流れを作りましょう。

 

心配な人は、セリフまで書き出すのもいいと思います。流れを作り、当日その流れをゴリ押せば、ほぼ受かります。自然な会話などが理想ですが、不自然でも減点で済むわけですから、どうしても受かりたい人は、セリフを作り、覚えましょう。自分の流れを覚えれば、自然と臨機応変な対応も出来てくると思います。

 

対策A流れを作ったら1ヶ月前から練習。

これは個人差があるので、1週間前とかでもいいと思います。要するに何回も反復することで体に覚えさせましょう。

 

服薬指導や疑義照会であれば、通学中やお風呂などブツブツ唱えれば、時間短縮になります。

 

調剤は、散剤であれば、砂糖や塩とかを薬に、スプーンをスパーテル、お椀を乳鉢に見立てて、練習出来ます。水剤は空のペットボトルとかを投薬瓶に見立てて、練習出来ます。軟膏は、歯磨き粉、まな板、バターべらなどを使うとそれっぽくなります。

 

無菌は、大学の実習の時にバイアルやアンプル、注射を捨てずに、こっそり持って帰ると家でも練習出来ます。別ページ、抗がん剤調製の基本。安全な作業準備を行う。も参考になるかもしれません。手洗いは普段から心がけましょう(笑)

 

ここで重要なのは、時間をはかりながら練習することです。実習書の内容(出来れば1番時間かかりそうな問題)で良いので、時間をはかりながら練習してください。さきほども話をしましたが、オスキー(OSCE)は最後までやり通すことが何より重要です。時間切れで、項目が不可となってしまうのは。悔やんでも悔やみきれません。一通りやりきるのに、どれくらい時間がかかるのかを意識して、タイムトライアルしましょう。

 

 

対策B課題情報を仕入れる。

課題内容をピンポイントに、知ることは出来ないと思います。しかし、それとなく課題がわかることもあります。例えば、調剤で軟膏が出ないなどです。課題が1つ減れば、対策時間の節約にもなります。

 

しかし過信し過ぎて、対策を怠り本番で出るとパニックになると思うので、確実な情報のみ信じましょう。

 

対策C試験中はオーバーに。

各課題には試験官がいて、評価項目をチェックしています。試験中は、試験官に、この項目をやっているというのをわからせるためにも、オーバーアクションしたり、しっかり声を出しましょう。

 

自分なりに評価項目を満たしているつもりでも、試験官に伝わらなければ、評価項目にチェックが入りません。気持ち程度の仕切りはありますし、本番は皆必死にやりますので、恥ずかしがらず、全力でアピールしましょう。

 

対策D本番中まわりに耳をすます。

ここまで本番に冷静にできる人は少ないと思いますが、プラスαとして。

 

オスキー(OSCE)の本番は、一人一人に仕切りがあり、見えないようになっています。しかし、所々で声を発するタイミングがあります。

 

例えば、ゼロ点よし。があります。本番で焦るとゼロ点よし。を忘れる可能性もあります。忘れると減点1になるので、まわりの声を聞いた段階で思い出せれば、後からでも、ゼロ点よし。と言っても問題ないです。

 

またまわりの声に耳をすませれば、自分の進行状況がわかります。声を発するタイミングが早過ぎたり遅過ぎたりすると、何かの項目を忘れていたり、見当違いのことをしている可能性があります。だから声を発する課題がある時は、まわりの声を冷静に聞けるようになりましょう。

 

 

 

パニックになっても、やり通す精神でいけばオスキー(OSCE)は大丈夫です。CBTとともに、しっかりと対策しても合格できることをお祈りしております。

 

まとめ

  • 何が何でも最後までやり通す。
  • 自分の流れを作り、時間を計って反復練習する。

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