超音波検査(エコー)の原理

超音波検査(エコー)の原理

超音波検査(エコー)は超音波の反射波を利用して画像撮影する検査です。超音波検査(エコー)は絶食状態で行うことが多いため糖尿病治療薬などは中止になる可能性があります。

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超音波検査(エコー)の原理

前回のMRIの原理と中止するべき薬ではMRIについて見ました。今回は超音波検査(エコー)について見ていきたいと思います。

 

 

超音波検査(エコー)とは

超音波検査(エコー)とは、ヒトの耳では聴こえない高い周波数の音波(約1〜20MHzの超音波)を体内に当てて、その反射波(echo;エコー)を受け取り画像撮影する検査です。

 

超音波検査(エコー)の機械は、ノートパソコンのような形をしていて、エコーの画像を映し出すモニター、ボタンなどがある操作部分、そしてプローブ(探触子)と呼ばれる超音波を出すところの主に3つからなります。

 

 

このプローブ(探触子)にはいくつか種類があり撮影部位などに応じて使い分けられますが、プローブ(探触子)を当てて超音波を出すと、臓器などの境界面で反射などが起こります。この反射波の強さや反射波を受け取るまでの時間などによって、撮影部位がどのような状態なのかがわかります。

 

超音波は骨や空気の影響を受けやすく、ほとんど内部に入らないため、肺などの空気や骨に囲まれたところには検査が困難です。しかし逆を言えば、それ以外の多くの臓器に有効であり特に心臓の検査や胎児の診察などに超音波検査(エコー)は使われます。また超音波検査(エコー)はレントゲンなどと比べて放射線による被曝がないです。

 

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超音波検査(エコー)の実際

超音波検査(エコー)は、検査部位などによりますが絶食状態で行うことが多いです。そのため糖尿病治療薬を使用している患者では絶食状態で内服してしまうと低血糖のリスクが出てきてしまうため超音波検査(エコー)をする際は中止になる可能性があります。そのため医師などからの指示をしっかりと確認する必要があります。

 

先ほど超音波は空気があると撮影しにくくなるという話をしましたが、その関係上プローブと患者の間は空気をなくして当てる必要があります。そのため超音波検査(エコー)では、患者にエコーゼリーと呼ばれるゼリーを塗ってプローブを密着するようにします。このエコーゼリー塗り始めはちょっとひんやりしますが、すぐに慣れてきます。

 

準備ができたら、画面を見やすくするため部屋の電気を消して超音波検査(エコー)を開始します。適宜、医師などからモニター画面を共有しながら説明などがあるかと思います。そうして無事に検査が終わると、始めにつけたエコーゼリーをふき取って検査終了となります。

 

まとめ

  • 超音波検査(エコー)は超音波の反射波を利用して画像撮影する検査。

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