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前回の反応速度、概論では、0次反応、1次反応、2次反応の概論について見ました。今回は0次反応をより深く見ていきたいと思います。

前回0次反応は一定速度で減っていくという話をしました。また速度式は以下で表されました。
この速度式を積分すると、以下の式になります。
なおこの式について、暗記してもいいかもしれませんが、私は基本アンチクソ暗記なので、毎回積分して問題を解いてました。数Vの知識があれば簡単に導き出せます。

さて、この式から半減期を出すと、
となります。これも暗記する必要はないと私は思ってます。先ほどの式にt=t1/2、C=C0/2を代入すればいいだけなのでその方が、無駄なメモリーを使わなくてすむと思います。
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先ほどのC=−kt+C0を縦軸C、横軸tでグラフを書くと以下のようになります。

このグラフからわかるように、縦軸の切片はC0、傾きは−kの直線的なグラフです。さらに時間が2半減期以降だとCは0になります。
では、国試風の例題を見てみましょう。
水溶液中において、薬Aは0次反応速度式に従い分解する。濃度C0の薬Aの水溶液を調製して、一定条件下で保存したところ、3時間後に薬Aの濃度は5/8C0になった。以下の問いに答えよ。
問題文にて、3時間後に薬Aの濃度は5/8C0とあるため、これをC=−kt+C0に代入します。
5/8C0=−3k+C0
これを解いて、k=1/8。これが答えです。
先ほどの問いでkがわかったので、C=−1/8t+C0となります。この式にC=1/4C0を代入して
1/4C0=−1/8t+C0
これを解いて、t=6。これが答えです。
グラフを書くには、最低でもC=0となる時間を求める必要があります。C=−1/8t+C0となります。この式にC=0を代入して
0=−1/8t+C0
これを解いて、t=8。つまり8時間後に濃度が0となります。0次反応のグラフは直線でしたので、
この4つの点を打って直線を引くと以下のようなグラフとなります。

なお、式に代入してもいいですし、このグラフからもわかるように半減期は4時間後となります。