放射線の測定方法と身体への影響

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放射線の測定方法と身体への影響

前回の放射線の単位と、放射平衡では、放射平衡について見ました。今回は放射線の測定方法や身体への影響を見ていきたいと思います。

 

 

放射線の測定

放射線の測定方法は、測定する放射線の種類によって異なり、今回はよく使われる以下のものについて見ていきます。

 

  • ガイガーミュラー計数管
  • 液体シンチレーションカウンタ
  • NaI(TI)シンチレーションカウンタ

 

ガイガーミュラー計数管

ガイガーミュラー計数管は、放射線の気体中の電離作用を利用して放射線の個数を計測します。主に高エネルギーのβ線を測る時などに使われます。

 

ガイガーミュラー計数管の原理の概要としては、金属などでできた円筒容器にアルゴンガスなどを封入します。そこに電圧をかけると、放射線が入ってきたときにガス原子に電子と陽イオンがぶつかり、これが繰り返されて高電圧が生じます。これを計測することで放射線の個数を知ることができます。

 

液体シンチレーションカウンタ

放射線により与えられたエネルギーを蛍光として放出することをシンチレーションと言います。液体シンチレーションカウンタは、放射線の液体中の発光作用を利用して放射線を計測します。主に低エネルギーのβ線を測る時などに使われます。

 

液体シンチレーションカウンタの原理の概要としては、バイアルにトルエンなどの有機溶媒中と有機シンチレータを溶かします。この中にトリチウムなどの放射性の試料を溶かすことで、シンチレータが発光し、これを計測します。

 

NaI(TI)シンチレーションカウンタ

NaI(TI)シンチレーションカウンタも放射線の固体中の発光作用を利用して放射線を計測します。主にγ線を測る時などに使われます。

 

NaI(TI)シンチレーションカウンタの原理の概要としては、タリウム(TI)を含むヨウ化ナトリウム(NaI)の結晶にγ線が入ると、発光しこれを計測します。

 

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放射線の被曝

原子力発電所などで事故が起こると被曝のニュースが流れますが、そういった時に外から浴びるのか、中から浴びるのかによって、透過力などの関係から生体への影響が変わってきます。

 

放射性核種を体内に取り込んだ時の被曝を体内被曝と言い、生体への影響としては、α線>β線>γ線と言われています。

 

逆に放射線を外から浴びたときの被曝を体外被曝と言い、生体への影響としては、γ線>β線>α線と言われています。

 

 

そして放射線の障害は以下の2つにわけられます。

 

  • 確定的影響;しきい線量があると考えられている影響で、しきい線を超えてくると脱毛、赴任、白内障などの影響が発生する頻度が増えてくる。
  • 確率的影響;しきい線量がないと考えられている影響で、受ける線量が多いほど癌や遺伝的影響などが発生する確率が高くなるもの。

 

まとめ

  • 放射線の測定方法には、ガイガーミュラー計数管、液体シンチレーションカウンタ、NaI(TI)シンチレーションカウンタなどがある。
  • 放射線の被曝の影響は、確定的影響と確率的影響などがある。

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