鉄の働き、多く含む食品、薬との併用のまとめ

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鉄の働き、多く含む食品、薬との併用のまとめ

前回のカルシウムの働き、多く含む食品、薬との併用のまとめではカルシウムについて見てきました。今回は鉄を見ていきます。

 

 

食品から摂取した鉄は小腸から吸収されますが、その吸収量はわずかで、食品中の鉄の多くは大便中にそのまま排泄されてしまいます。体内の鉄は以下の2つにわけれられます。

 

  • 機能鉄;血液中のヘモグロビン、筋肉中のミオグロビンに含まれ酸素の運搬や貯蔵に関わる。チトクロームはエネルギー代謝などに関わる。
  • 貯蔵鉄;肝臓や脾臓、骨髄、筋肉などに蓄えられている貯金のような鉄。

 

これらの鉄のうち多くがヘモグロビンとして赤血球中に存在しています。そのため鉄が欠乏すると末梢血中のヘモグロビン濃度が下がり貧血が起こります。鉄が慢性的に不足すると、肝臓や脾臓の貯蔵鉄が放出され鉄が補われます。さらに鉄不足が続くと血清鉄が減少し、最後は血液中のヘモグロビンが減少して鉄欠乏性貧血となります。

 

軽度の貧血では、疲労や顔面蒼白などが見られ、より進行するとめまい、ふくらはぎの痙攣などの症状が起こることがあります。

 

 

鉄の過剰症

基本的には鉄の過剰症はありませんが、サプリメントなどで撮り過ぎた場合、胃腸障害、下痢や便秘、亜鉛の吸収阻害などがおこることがあります。

 

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鉄を多く含む食品

以下の食品は鉄を多く含むと言われています。

 

  • 動物性;あさり、干しエビ、しじみ、豚や鳥の肝臓
  • 植物性;アマノリ、焼きのり、いりごま、きな粉、大豆

 

肉や魚に含まれているヘム鉄は、植物性食品に含まれている非ヘム鉄よりも吸収率が高いと言われています。しかし、非ヘム鉄でもビタミンCと一緒に接種することで吸収が良くなります。

 

 

鉄と薬の相互作用

鉄と相互作用を起こす薬の代表例には以下のようなものがあります。

 

  • タンニン酸アルブミン;不溶性の塩を形成
  • テトラサイクリン系抗生物質;鉄及び投与薬剤の吸収が阻害され、効果が減弱
  • キノロン系抗菌薬;鉄及び投与薬剤の吸収が阻害され、効果が減弱
  • ビスホスホネート系製剤;鉄及び投与薬剤の吸収が阻害され、効果が減弱
  • チラーヂン(レボチロキシン) ;鉄及び投与薬剤の吸収が阻害され、効果が減弱
  • レボドパ製剤(ドパストンやマドパーなど) ;鉄及び投与薬剤の吸収が阻害され、効果が減弱
  • セフゾン(セフジニル);鉄イオンと錯体を形成し吸収が阻害され、効果が減弱
  • レボレード(エルトロンボパグ) ;鉄イオンと錯体を形成し吸収が阻害され、効果が減弱
  • メタルカプターゼ(ペニシラミン);投与薬剤の効果減弱
  • メタライト(トリエンチン) ;投与薬剤の効果減弱
  • コムタン(エンタカポン) ;投与薬剤の効果減弱
  • ドプス(ドロキシドパ) ;投与薬剤の効果減弱
  • アルドメット(メチルドパ) ;投与薬剤の効果減弱

 

まとめ

  • 鉄が欠乏すると貧血が起こりやすくなる。
  • 鉄とタンニン酸アルブミンは相互作用を起こす

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