ビタミンAは視覚機能や細胞増殖に関わる働きを持ちます。β-カロテンは油と一緒に調理をすると効率よく吸収できます。ビタミンAと併用禁忌の薬には、チガソン(エトレチナート)、ベサノイド(トレチノイン)、アムノレイク(タミバロテン)、タルグレチン(ベキサロテン)などがあります。
葉酸の働き、多く含む食品、薬との併用のまとめ
葉酸はDNAの合成、アミノ酸代謝、造血作用などの働きがあり、胎児の正常な発育や巨赤芽球性貧血(悪性貧血)などに関わります。葉酸と薬の相互作用などもまとめています。
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前回のパントテン酸の働き、多く含む食品、薬との併用のまとめでは、パントテン酸について見ました。今回は葉酸について見ていきたいと思います。
葉酸の名前の由来は、緑の葉をもつ野菜に多く含まれることによります。葉酸は化学名をプテロイルグルタミン酸と言い、生体内や食物中では色々な形で存在しています。食事中では複数のグルタミン酸が結合したプテロイルポリグルタミン酸型で主に存在しますが、サプリメントなどに入っている葉酸は1つのグルタミン酸が結合したプテロイルモノグルタミン酸型で主に存在しています。これらのうち、プテロイルモノグルタミン酸型の方が、体内への吸収が高いと言われています。
葉酸の働きとしては大きく3つあげられます。
そのため、葉酸は胎児の正常な発育や、巨赤芽球性貧血(悪性貧血)などに関わります。特に妊婦に葉酸は関わり、別ページのフォリアミン(葉酸)、添付文書の使い方では過剰摂取!?でも色々とまとめているので良ければ見てみてください。
現在のところ、葉酸の過剰症はないと言われています。
以下の食品は葉酸を多く含むと言われています。
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葉酸と薬の相互作用の代表例には以下のようなものがあります。