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前回の葉酸の働き、多く含む食品、薬との併用のまとめでは、葉酸について見ました。今回はビタミンCについて見ていきたいと思います。
ビタミンCは壊血病の予防因子として見つかったビタミンで、化学名であるアスコルビン酸の由来は抗(anti)、壊血病の(scorbutic)、酸(acid)となっています。ビタミンCは一部の動物ではグルコースから合成できますが、ヒトは合成することができません。
ビタミンCといえば、〇Cレモン!!私が治験病院、自分の得意と苦手を知るでお世話になった実習先の先生から、言われた質問を今でも覚えています。
シナールは1g中アスコルビン酸200mg入っているのに、ビタミンC(100mlあたり)160mg入っている。これだったら、〇Cレモン飲めばいいと思わない?
この質問に答えることができますか?ヒントはタイトル通り治験に隠されています。
さて話を戻すとビタミンCの働きは大きく3つあげることができます。
これらのことからビタミンCが不足すると、結合組織が十分に作られず、細胞の結合が弱くなり壊血病が起こることがあります。壊血病の症状としては、全身倦怠感、皮下出血、皮膚乾燥、歯肉腫脹などがあります。しかし現代では起こる可能性は極めて低く、実際には美容目的でビタミンCは使われることが多いです。
このほかにもビタミンCは胃の中で鉄を3価から2価に還元して吸収を促進したりする作用もあります。
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ビタミンCは蓄積性がないため、一度に大量摂取しなければ過剰症は起こらないとされています。
以下の食品はビタミンCを多く含むと言われています。
ビタミンCと薬の相互作用の代表例には以下のようなものがあります。