電気陰性度、イオン化エネルギー、電子親和力、周期表のゴロ

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電気陰性度、イオン化エネルギー、電子親和力、周期表のゴロ

前回のs軌道、p軌道、d軌道とエネルギー準位では、電子の軌道について見ました。これらは化学結合に関わるという話をしましたが、もう1つ知っておくべきことがあります。それは電気陰性度、イオン化エネルギー、電子親和力です。今回はこれらを見ていきます。

 

 

今回は高校の内容なので、すっ飛ばす方はすっ飛ばしてください。

 

まず電気陰性度、イオン化エネルギー、電子親和力を見る前に周期表について見ていきます。

 

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周期表

周期表はもはや言うまでもないですが、冒頭の図のように元素の性質が一定の法則で示されるように並べたものです。高校時代に全部言える変態的な友達がいましたが、国家試験的には全部覚えなくても問題ないと思います。ちなみに私は高校までの水素〜クリプトンまでで何も新しいことは大学時代追加しませんでした。(笑)

 

もうご存じだったり、別のゴロで覚えていたりするかもしれませんが、一応私の高校の時のゴロを紹介しておきます。

 

  • 水兵リーベ、ぼくのおふね。名前がある「シップスクールアールケカ」。

 

 

  • 水;水素
  • 兵;ヘリウム
  • リ;リチウム
  • ベ;ベリリウム
  • ぼ;ホウ素
  • く;炭素
  • の;窒素
  • お;酸素
  • ふ;フッ素
  • ね;ネオン
  • 名;ナトリウム
  • 前が;マグネシウム
  • ある;アルミニウム
  • シッ;ケイ素
  • プ;リン
  • ス;硫黄
  • クール;塩素
  • アール;アルゴン
  • ケ;カリウム
  • カ;カルシウム

 

イメージ作りの物語を。水兵のリーベは、自分で船を持っていました。その船の名前がシップスクールアールケカだったというお話です。

 

  • スカンク千葉のクマ、徹子にどう会える。

 

 

  • スカンク;スカンジウム
  • 千;チタン
  • 葉;バナジウム
  • ク;クロム
  • マ;マンガン
  • 徹;鉄
  • 子;コバルト
  • に;ニッケル
  • どう;銅
  • 会える;亜鉛

 

カルシウムからの続きです。スカンクと千葉のクマがいましたが、〇柳徹子のファンで、どうすれば会えるだろうと話し合っているというお話です。

 

  • ガリガリギャル、あっせればシュークリーム。

 

 

  • ガリガリ;ガリウム
  • ギャル;ゲルマニウム
  • あっ;ヒ素
  • せ;セレン
  • れば;ルビジウム
  • シュー;臭素
  • クリーム;クリプトン

 

亜鉛からの続きです。ガリガリのギャルがいました。あっと口をあけてシュークリームを食べているというお話です。

 

電気陰性度、イオン化エネルギー、電子親和力

周期表をざっと確認したところで、いよいよ電気陰性度、イオン化エネルギー、電子親和力です。まず定義からです。

 

  • 電気陰性度;原子が共有結合している相手の原子から電子をひきつけようとする傾向のこと。電気陰性度が大きいほど電子を引き付ける力が強い。
  • イオン化エネルギー;原子1個から電子1個を取り去る時に必要なエネルギー。イオン化エネルギーが小さいほど、陽イオンになりやすい。
  • 電子親和力;原子1個が電子1個を取り入れる時に放出されるエネルギー。電子親和力が大きいほど、陰イオンになりやすい。

 

電気陰性度、イオン化エネルギー、電子親和力は先ほどの周期表で右上ほど強くなります。ただ電気陰性度と電子親和力は希ガスを除きます。これは希ガスがすでに安定状態であることを考えればわかると思います。

 

 

そして電気陰性度は右上ほど強くフッ素が最強となりますが、右と上どちらの方がより電気陰性度が強いのかというのが国家試験的には重要です。つまり窒素と塩素どちらが強いのかという問題です。

 

これも高校時代のゴロを紹介します。

 

  • 元気良い生徒、ホントに来るよ、合格通知

 

 

  • 元気良い生徒;電気陰性度
  • ホントに来るよ;F>O>N>Cl

 

イメージ作りの物語を。ある生徒は受験を終え、合格通知を待っていました。その生徒は元気だけがとりえで、自分は受かるだろうかと心配でした。そうしたらなんと合格通知が届いたというお話です。

 

このゴロからわかるように、塩素より窒素の方が強いことがわかります。

 

まとめ

  • 電気陰性度、イオン化エネルギー、電子親和力は一般的に周期表の右上にいくほど強くなる。

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電気陰性度、イオン化エネルギー、電子親和力、周期表のゴロ 関連ページ

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有機化合物の命名法、アルケン
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有機化合物の命名法、アルキン
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有機化合物の命名法、チオール
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有機化合物の命名法、アミン
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有機化合物の命名法、ケトン
ケトンの官能基はC=Oであり、アルカン(alkane)、アルケン(alkene)、アルキン(alkyne)これらのeを省略してオン(one)をつけて命名します。ケトンの命名法はC=Oの炭素を含む母体鎖にオンをつけます。
有機化合物の命名法、アルデヒド
アルデヒドの官能基はCHOで、アルカン(alkane)、アルケン(alkene)、アルキン(alkyne)これらのeを省略してアール(al)をつけて命名します。環状の場合は環の名称の後にカルボアルデヒド(carbaldehyde)をつけて命名します。
ケトンやアルデヒドの反応1、水やアルコールの付加
アルデヒドやケトンと水の求核付加反応ではヒドレートができます。アルデヒドやケトンとアルコールの求核付加反応ではヘミアセタールやアセタールができます。
ケトンやアルデヒドの反応2、Grignard(グリニャール)試薬との反応
アルデヒドやケトンにGrignard(グリニャール)試薬を反応させると、炭素結合を伴った還元反応が起こります。アルデヒドやケトンとLiAlH4、NaBH4などの還元剤では純粋な還元反応が起こります。
ケトンやアルデヒドの反応3、aldol(アルドール)反応とMichael(マイケル)付加反応
aldol(アルドール)反応は2分子同士で反応が起こり、β-ヒドロキシアルデヒドやβ-ヒドロキシケトンができます。Michael(マイケル)付加反応は1,5-ジカルボニル化合物ができます。
ケトンやアルデヒドの反応4、ハロゲン化とアルキル化
アルデヒドやケトンのハロゲン化は酸性条件か、塩基性条件によって生成物が異なります。エノラートイオンは、ハロゲン化アルキルとSN2反応を起こしてα位をアルキル化できます。
ケトンやアルデヒドの反応5、人名反応
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有機化合物の命名法、カルボン酸
カルボン酸の官能基はCOOHでアルカン(alkane)、アルケン(alkene)、アルキン(alkyne)これらのeを省略して酸(oic acid)をつけて命名、環状の場合は環の後にカルボン酸(carboxylic acid)をつけて命名します。
カルボン酸の反応、誘導体の求核試薬に対する反応
カルボン酸誘導体の中でも酸塩化物がもっとも求核試薬と反応しやすいです。塩素化反応は塩化チオニル(SOCl2)などと反応して酸塩化物を作ります。
カルボン酸誘導体の反応、Claisen(クライゼン)縮合
カルボン酸誘導体は求核置換反応で、カルボン酸、エステル、アミド、アルコールなどを作ります。その他にもClaisen(クライゼン)縮合でβ-ケトエステルができます。
有機化合物の命名法、エステル
エステルはカルボン酸とアルコールから水が取れてできる化合物でR1-COO-R2といった形をとります。エステルの日本語の命名法は酸の名前に続けて、アルコールをアルキル基に変えたものを続けて読みます。
有機化合物の命名法、アミド
アミドは一般的にカルボン酸とアミンから水がとれてできる化合物であり、官能基としてはR1-CONH-R2という形で表されます。アミドはカルボン酸の語尾oic acidをアミド(amide)に変えて命名します。
アミドの反応、Hofmann(ホフマン)転移
塩基存在下、第一級アミドをハロゲンで処理すると炭素が1つ減った第一級アミンが得られ、この反応をHofmann(ホフマン)転移と言います。Hofmann(ホフマン)転移のゴロを載せました。
有機化合物の命名法、官能基が複数ある場合
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Lewis構造式、電子殻と価電子
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s軌道、p軌道、d軌道とエネルギー準位
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イオン結合、金属結合、共有結合(σ結合、π結合)
化学結合には、イオン結合、金属結合、共有結合などの種類があります。共有結合のうち、σ結合は単結合にあたる結合で回転ができます。π結合は二重結合や三重結合にあたり回転ができません。
sp3混成軌道、sp2混成軌道、sp混成軌道の考え方
sp3混成軌道、sp2混成軌道、sp混成軌道を考える時にはスピンを理解する必要があります。sp3混成軌道、sp2混成軌道、sp混成軌道のそれぞれの結合角を理解することで正しい構造式を描けます。
sp3混成軌道、sp2混成軌道、sp混成軌道例題編
sp3混成軌道、sp2混成軌道、sp混成軌道の例題として、メチルカチオン、メチルアニオン、三フッ化ホウ素、アンモニア、プロパジエンを見ていきます。sp3混成軌道、sp2混成軌道、sp混成軌道を考える時は、電子の数と腕の数に注意しましょう。
共鳴構造の基本の考え方
共鳴をとることで電子が分散しエネルギー的に安定します。共鳴の構造式を関連付ける時は両矢印を用いて、二重結合、単結合、マイナスの形を見つけるのが基本の考え方です。
立体異性体、エナンチオマーとジアステレオマー
立体異性体にはエナンチオマーやジアステレオマーがあります。エナンチオマーは鏡像異性体とも呼ばれ、鏡を映したときの実像と鏡像の関係のものをいいます。エナンチオマー以外の立体異性体をジアステレオマーといいます。
Fischer投影式の考え方
Fischer投影式は、上下を奥に、左右を手前にあるものとして構造式を描く方法です。Fischer投影式の考え方としては、上下左右を回転させて合わせてから書く必要があります。
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Newman投影式は炭素ー炭素結合軸に沿って見たとき手前側の方をY、奥側の方を〇にYで表す方法です。Fischer投影式、Newman投影式が苦手な人は紙に1つずつ書いていけば大丈夫です。
ねじれ形配座(アンチ形とゴーシュ形)と重なり形配座の安定性
ブタンにおいて安定性は、ねじれ形のアンチ形>ねじれ形のゴーシュ形>重なり形となります。基本的に空いているところにメチル基がある方が安定となります。
Z配置やE配置、優先順位のつけ方
二重結合を挟んで優先順位をつけたとき、高いものが同じ側にあればZ配置、二重結合を挟んで優先順位が高いものが反対側にあればE配置となります。
RS配置、優先順位のつけ方
不斉炭素に優先順位をつけて、C番目を奥に置いたときに時計回りがR配置、反時計回りがS配置となります。C番目が手前にある時は逆回りとなるためR配置と、S配置が逆になるため注意しましょう。
キラルとアキラル、光学活性と不斉炭素の関係
分子内に対称面を持たず、その分子の鏡像に重ね合わせることのできない場合をキラルと言います。単一のキラルな化合物は光学活性です。鏡像と重ね合わせることができる場合をアキラルと言います。
ラセミ体とメソ体はどちらも光学不活性
ラセミ体は、エナンチオマーの等量混合物を言います。メソ体は不斉炭素があるけれども、分子内対称面を持つものを言います。メソ体もラセミ体も光学不活性です。
ひずみとシクロヘキサン、アキシアルとエクアトリアル
結合角ひずみ、ねじれひずみ、立体ひずみなどが生じるため、シクロアルカンの中で最も安定なのはシクロヘキサンです。シクロヘキサンの場合、アキシアルよりエクアトリアルの方が安定。
アルケンの反応1、syn付加とanti付加
アルケンの平面に対して両方とも同じ面に結合するのをsyn付加といいます。アルケンの平面に対してそれぞれ別の麺から結合するのをanti付加といいます。
電子求引基と電子供与基、カルボカチオンとカルボアニオンの安定性
カルボカチオンは電子供与基がつくと安定化し、電子求引基がつくと不安定となります。カルボアニオンは電子求引基がつくと不安定化し、電子求引基がつくと安定化します。
アルケンの反応2、マルコフニコフ則とカルボカチオン
アルケンにHXが結合する時にHは水素が多く結合している炭素にくっつくことをマルコフニコフ則と言います。逆マルコフニコフ則ではHは水素が少ない方に結合します。
アルケンの反応3、アルコールの作り方
アルケンのヒドロホウ素化-酸化ではsyn付加かつ逆マルコフニコフ則でアルコールが作れます。オキシ水銀化-還元法ではanti付加かつマルコフニコフ則でアルコールが作れます。
アルケンの反応4、アルデヒドやカルボン酸の作り方
オゾン酸化でオゾニドを作り、その後ジメチルスルフィドを用いた場合、アルデヒドやケトンが得られます。過マンガン酸カリウム酸化は徹底的に酸化して酸性条件ではカルボン酸まで作ることができます。
ブタ-1,3-ジエンへのハロゲン化水素の付加
ブタ-1,3-ジエンはs-trans配座の方が安定です。ブタ-1,3-ジエンへのハロゲン化水素の付加はマルコフニコフ則や共鳴などにより2つの可能性があり、温度によって生成物が異なります。
アルケンの反応5、Diels-Alder(ディールズアルダー)反応
Diels-Alder(ディールズアルダー)反応の共役ジエンはs-cis配座が関わります。Diels-Alder(ディールズアルダー)反応はエンド則に一般的には従ったものができます。
アルキンの反応1、アルキル化反応
カルボアニオンの安定性は、アルキン>アルケン>アルカンとなります。アルキンに強塩基を反応させることで、カルボアニオンを作り、第一級ハロアルカンに反応させることでSN2置換反応が起こりアルキル化反応が起こります。
アルキンの反応2、Lindlar(リンドラー)触媒による接触水素化とBirch(バーチ)還元
Lindlar(リンドラー)触媒による接触水素化ではアルキンからシス体のアルケンが得られます。Birch(バーチ)還元ではアルキンからトランス体のアルケンが得られます。
芳香族の反応1、求電子置換反応、ニトロ化、スルホン化、ハロゲン化
ベンゼン環はsp2混成軌道でできていて、π電子が共鳴により非局在化しています。芳香族の求電子置換反応は、求電子試薬が付加して、その後水素が離脱する反応が起こります。
芳香族の反応2、Friedel-Crafts(フリーデルクラフツ)反応
Friedel-Crafts(フリーデルクラフツ)反応アルキル化やアシル化を用いることで、ベンゼン環にアルキル基やアシル基などの炭素鎖を導入することが可能となります。
オルト、パラ(o、p)配向性、メタ(m)配向性
求電子置換反応において、初めの置換基から以下い順に、オルト(o)、メタ(m)、パラ(p)と言います。電子供与基やハロゲンはオルト、パラ(o、p)配向性、不飽和結合カチオンはメタ(m)配向性となります。
ピリジンとピロール、ベンゼンとの反応性の違い
電子密度の違いから反応性は、ピロール>ベンゼン>ピリジンとなります。ピリジンは3位、ピロールは2位に求電子置換反応が起こります。
芳香族の反応3、求核置換反応とsandmeyer(ザンドマイヤー)反応
陰イオンや非共有電子対などで電子過剰のものを求核試薬といいます。窒素が離脱しやすいベンゼンジアゾニウム塩を利用したsandmeyer(ザンドマイヤー)反応を用いることで、様々な置換基をベンゼンに導入することができます。
ハロゲン化アルキル、SN1反応とSN2反応
SN1反応は律速段階は反応基質のみに依存し、ラセミ化しやすく、第三級カルボカチオンが有利です。SN2反応は律速段階は反応基質と求核試薬に依存し、立体反転しやすく、第一級カルボカチオンが有利です。
E1反応とE2反応、saytzeff(ザイチェフ)則とは
E1反応の律速段階は反応基質にのみ依存し第三級カルボカチオンの方がE1反応が起こりやすいです。E2反応の律速段階は反応基質と試薬の2つに依存し、saytzeff(ザイチェフ)則に従い、かつanti脱離で反応が起こります。
酸性度と共役塩基
共役塩基が安定であるほど酸性度は高くなります。一般的に酸性度の強さは無機酸>ピクリン酸>カルボン酸>炭酸>フェノール>チオール>水>アルコールとなります。

 
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