職業病の症状と原因

職業病の症状と原因

職業病が原因で多くの症状が現れることがあります。職業病には、熱中症、減圧症、騒音性難聴、振動障害、じん肺、アスベスト肺、頸肩腕症候群などがあります。

Sponsored Link

職業病の症状と原因

医師が仕事をし過ぎて、過労死するというニュースをたまに見ることがあるかと思います。医療人含めて日本人は仕事しすぎだと私は思っています。過労死は決してあってはならないものですが、死に至らなくても仕事が原因による職業病というものが存在します。今回は職業病について見ていきたいと思います。

 

 

職業病

職業病の発生要因には、物理的要因、化学的要因、作業案件要因などがあり、以下のような職業病があります。

 

  • 熱中症;熱痙攣や意識障害などの症状。高温多湿の環境下での作業などが原因
  • 減圧症;関節痛、頭痛、吐き気などの症状。ダイビングなどの潜水状態から海面に上がろうとすると周りの圧力が下がり、体内にたまった窒素が気泡として出てくることなどが原因
  • 騒音性難聴;初期は高音域の聴力消失、その後低音域の聴力消失などの症状。金属製衝撃音などの騒音に長時間曝露されていることなどが原因。
  • 振動障害;末梢血管障害や神経障害などが起こり、手指が白くなる症状(白ろう病、レイノー症候群とも呼ばれる)。ドリルなどの振動により毛細血管がつぶれてしまい白くなるのが原因。
  • じん肺;肺がんや呼吸機能低下などの症状。5μm以下の粉塵の長期吸入などが原因。
  • アスベスト肺;肺がんや中皮腫などの症状。5μm以上の繊維製石綿(アスベスト)の吸入などが原因。
  • 頸肩腕症候群;首、肩、腕、手などに痛みやしびれなどの症状。コンピューターなどのVDT(visual display terminal)作業などが原因。

 

Sponsored Link

Sponsored Link

 

これらの中でも、熱中症は毎年ニュースになっています。新型コロナウイルスでの生活様式の変化から、多くの熱中症患者が出たこともありました。

 

職業病を予防するには

職業病の発生要因が、物理的要因、化学的要因、作業案件要因であることから、これらを防げばよいわけです。そのため、職業病を予防するためには、

 

  • 作業環境管理;作業する周りの環境を整え、発生を防ぐ。
  • 作業管理;作業する方法などを整え、有害因子の侵入を防ぐ。
  • 健康管理;定期健康診断や特殊健康診断などを行い、傷害を防ぐ。

 

が基本となります。例としては、工事現場で仕事する人をあげると作業環境管理は空気の管理、作業管理はマスクやヘルメットの装着、健康管理は適切な休憩や健康診断などとなります。

 

 

これらの労働衛生管理をするための衛生管理者が、常時50人以上の労働者がいる事業者では置くことが義務付けられています。なお薬剤師は申請をすることで衛生管理者の資格が得られます。

 

まとめ

  • 職業病を防ぐには、作業環境管理、作業管理、健康管理などが重要。

就職や転職でお悩みの方はコチラ!私はここで年収120万円上がりました

Sponsored Link