日和見感染と院内感染、感染経路と対策

日和見感染と院内感染、感染経路と対策

日和見感染は健常人に起こるため医療従事者の介入は難しいです。それに対して院内感染は医療施設内での感染が原因となるため、感染経路と対策を把握することが大事です。

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日和見感染と院内感染、感染経路と対策

感染症は医療が進んだ現代でさえ無くならず、大きな問題となっています。今回は感染症の概要について見ていきたいと思います。

 

 

まず感染は大きく2種類あります。

 

  • 日和見感染;健常人に対しては病原性を示さない弱毒微生物が、免疫力の低下した易感染性宿主に感染して引き起こされる
  • 院内感染;医療施設において患者が原疾患とは別に新たに罹患した感染症。医療施設内での感染が原因のものは退院後などでも院内感染に含まれる。

 

日和見感染は健常者に対して起こるため、言ってしまうと医療従事者は介入がほぼできません。それに対して院内感染は医療施設内での感染が原因となるため、なるべく防がなくてはなりません。疫学総論、感染症成立の三要因でも話したように、感染症成立には感染経路が重要となってきます。

 

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院内感染経路

院内感染経路の種類には以下のようなものがあります。

 

  • 接触感染;保菌者に触れることなどで感染する。例、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)など
  • 飛沫感染;保菌者のくしゃみや咳による飛沫が飛び、これを吸入することによる感染。例、インフルエンザウイルス、風しんウイルスなど
  • 空気感染;保菌者のくしゃみや咳による飛沫が水分の蒸発により軽い微粒子となって長時間空気中に漂い、この飛沫を吸入することによる感染。例、結核菌、麻疹ウイルス、水痘ウイルスなど
  • 経口感染;保菌者の糞便で汚染されたものを経口摂取することによる感染。例、ノロウイルス、腸管出血性大腸菌など
  • 血液感染;注射や輸血などの血液を介する医療行為による感染。例、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、HIVなど
  • 器具からの感染;カテーテルなどの医療器具からの感染。例、セラチア菌

 

個人的に国試の時は空気感染が混同することが多かったのでゴロを紹介しておきます。

 

  • 結核マシーンは、空気と水

 

 

  • 結核;結核菌
  • マシーン;麻疹
  • 空気;空気感染
  • 水;水痘

 

イメージ作りの物語を。ある軍事国家が最強の化学兵器、結核マシーンを作りました。この結核マシーンの燃料は、なんと空気と水だけとコスパも最強でした。結核マシーン、おそロシア(笑)

 

院内感染対策

院内感染対策には標準予防策と感染経路別予防策があります。

 

標準予防策は感染症の有無に関わらず、全ての患者に当てはまる予防策です。例としては、手洗い、手袋、マスクなどがあげられます。

 

標準予防策に対して感染経路別予防策は主に接触感染、飛沫感染、空気感染に対して行われるもので、標準予防策に加えて行われます。

 

  • 接触感染の予防策;手袋の着用や手洗い、必要に応じてガウンをつけ、退室時は病室内で脱ぐ。患者ごとに医療器具を使用する
  • 飛沫感染の予防策;ベッドの間の距離を2m以上離す。患者に近づく場合はサージカルマスクをつける。
  • 空気感染の予防策;個室で陰圧の病室に患者を移す。特に結核の場合、患者に近づく時はN95マスクをつける。

 

院内感染をなるべく起こさないような対策が重要です。

 

まとめ

  • 院内感染は医療施設において患者が原疾患とは別に新たに罹患した感染症。
  • 院内感染対策には標準予防策と感染経路予防策がある。

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