セルフメディケーションの対象となる不眠とOTC

Sponsored Link

セルフメディケーションの対象となる不眠とOTC

不眠は高齢者の多くが悩みを抱えていて、医療用医薬品をもらっていることが多いです。良いことなのか悪いことなのか、なんとも言えませんが、何種類も医療用医薬品の睡眠薬を飲んでいる人がいます。みんな口をそろえて、「眠れない」と言います。私も寝つきは良いですが、途中覚醒を毎日5回くらいはしていてそれが当たり前のようになっています(笑)今回は不眠のOTCの成分に見ていきます。

 

 

不眠

不眠は生活リズムの乱れ、不安や心配事、ストレスなど様々な原因によって起こり、大きく4種類分けられます。

 

  • 入眠障害;眠りにつけない
  • 中途覚醒;途中で目が覚める
  • 熟眠障害;眠りが浅い
  • 早朝覚醒;朝早く目が覚める

 

さらに持続期間によって

 

  • 一過性不眠;数日程度の不眠。翌日に大切なことがある、時差ボケなどが原因となる
  • 短期不眠;一週間程度の不眠。仕事や生活のストレス、環境の変化などが原因となる
  • 長期不眠;2週間以上続く不眠。うつ病などの精神疾患、睡眠時無呼吸症候群、アルコール、薬などが原因となる

 

睡眠不足になると日中の倦怠感、集中力の低下、頭痛、めまい、食欲不振などが起こり、昼間の生活や仕事に支障がでてしまいます。

 

 

受診勧奨すべき不眠

  • 短期不眠、長期不眠の場合
  • 中途覚醒、早朝覚醒の場合
  • うつ病や睡眠時無呼吸症候群などの不眠を起こす疾患が疑われる場合
  • すでに不眠症の診断を受けている場合

 

つまり、不眠でセルフメディケーション可能なのは、一過性不眠で、時差ボケで昼夜が逆転してしまった、寝つきが悪い、眠りが浅い場合などです。

 

Sponsored Link

Sponsored Link


 

不眠で使われるOTCの成分

不眠で使われるOTCの成分は、医療用医薬品とかで良く出るベンゾジアゼピン系睡眠薬とかではないので、どうしても効き目は弱くなってしまいます。こういう観点からも一過性不眠しかOTCでセルフメディケーションの対象になりません。不眠のセルフメディケーションで使われるOTCの成分には以下のようなものがあります。

 

抗ヒスタミン薬
ジフェンヒドラミン塩酸塩

 

  • ジフェンヒドラミンは抗ヒスタミン成分の中でも特に催眠鎮静作用が強く、眠気の副作用を逆に利用して睡眠改善薬として使用。

 

催眠鎮静成分
ブロムワレリル尿素

 

  • 緊張、興奮、イライラ感などを鎮める目的で配合されている

 

漢方薬
柴胡加竜骨牡蛎湯

 

  • 体力のある人で精神ストレスによる不眠に

 

抑肝散

 

  • 神経質で落ち着きがなくイライラしやすい小児に

 

まとめ

  • 不眠でセルフメディケーション可能なのは、一過性不眠で、時差ボケで昼夜が逆転してしまった、寝つきが悪い、眠りが浅い場合だけで、他は受診勧奨

就職や転職でお悩みの方はコチラ!私はここで年収120万円上がりました

Sponsored Link

セルフメディケーションの対象となる不眠とOTC 関連ページ

セルフメディケーションの対象となる頭痛とOTC
セルフメディケーションの対象となる頭痛は、片頭痛と緊張型頭痛です。これらのセルフメディケーションに使われるOTCは、ピリン系と非ピリン系に大きく分けられます。
セルフメディケーションの対象となる筋肉痛や関節痛とOTC
セルフメディケーションの対象となる筋肉痛や関節痛の症状としては肩こり、筋肉疲労、捻挫などがあります。筋肉痛や関節痛に使われるOTCは軽度うあNSAIDs禁忌の場合はサリチル酸系を使います。
セルフメディケーションの対象となる風邪とOTC
セルフメディケーションの対象となる風邪は初期のものや症状が軽いものであり、それ以外は受診勧奨します。患者の話を聞いて、症状にあった成分を含んでいるOTCを選ぶことが重要です。
セルフメディケーションの対象となる胃もたれや胸やけとOTC
胸やは胃酸などが食道内に逆流して起こります。胃もたれは消化器の運動機能が落ちて起こります。胸やけにはH2ブロッカー、制酸成分、粘膜保護成分、胃もたれには胃腸機能調整成分が入っているがOTCの薬を、選びましょう。
セルフメディケーションの対象となる便秘とOTC
基礎疾患があり、腸の形態に問題ある便秘のときは受診勧奨しましょう。便秘のセルフメディケーションで使われるOTCのうち、酸化マグネシウムやピコスルファートナトリウムは妊婦に使いやすい薬です。
セルフメディケーションの対象となる下痢とOTC
血便、黒色便、発熱や吐き気のある下痢の場合はセルフメディケーションせず受診勧奨しましょう。セルフメディケーションする時に、妊婦や小児には整腸剤が使いやすいです。
セルフメディケーションの対象となるニキビとOTC
ニキビは皮脂などで毛包が詰まってしまった状態です。セルフメディケーションのOTCは、白ニキビや黒ニキビには角質軟化成分や殺菌成分を、赤ニキビや黄ニキビには殺菌成分や炎症成分を用います。
セルフメディケーションの対象となる水虫(白癬)とOTC
水虫(白癬)は白癬菌が原因で、ケラチンを好むため足の裏、手のひら、爪、毛などに集まりやすいです。水虫(白癬)のOTCを選ぶときは成分だけでなく、剤形も適切なものを選ぶことが重要です。
セルフメディケーションの対象となる花粉症とOTC
医療費の観点から、これから花粉症もOTCを使ってセルフメディケーションしなければならなくなると思います。セルフメディケーションの対象となる花粉症とOTCについてまとめました。
セルフメディケーションの対象となる眼の疾患とOTC
眼瞼炎、雪目、眼の乾き、結膜炎、眼精疲労などがOTCでセルフメディケーション対応が可能です。コンタクトレンズの場合は、いったん外して点眼し、5分後につけ直します。
セルフメディケーションの対象となる乾燥肌とOTC
基礎疾患にアトピーがある乾燥肌の場合は、セルフメディケーションの対象とならないので受診勧奨しましょう。乾燥肌に使うOTCのうち、保湿剤は正しい量を使いましょう。
セルフメディケーションの対象となる日焼けとOTC
日焼けの原因となるのは紫外線です。紫外線の中でも皮膚に影響を与えるのはUVAやUVBです。水ぶくれを伴う日焼けは、OTCを使いセルフメディケーションできないので、受診勧奨しましょう。
セルフメディケーションの対象となるしみとOTC
しみの原因となる紫外線は、主にUVAやUVBなどがあります。しみはセルフメディケーションの対象となるOTCがありますが、しわはセルフメディケーションできないので受診勧奨しましょう。
セルフメディケーションの対象となる湿疹やかゆみとOTC
セルフメディケーションの対象となる湿疹やかゆみに使われるOTCは、症状がかゆみのみで炎症がなければ抗ヒスタミンの外用薬、かゆみ以外にも赤身や腫れがあり炎症が軽めならNSAIDsの外用薬、炎症が強ければステロイド外用薬を使います。
セルフメディケーションの対象となる痔とOTC
痔ろう又は、痔核(いぼ痔)裂肛(切れ痔)のひどいものは受診勧奨します。痔のセルフメディケーションで使われるOTCは、坐薬、注入軟膏、内服薬などの種類があります。
セルフメディケーションの対象となる乗り物酔いとOTC
乗り物酔いのうち、メニエール病、良性発作性頭位めまい症、自律神経失調症などの基礎疾患を持つ乗り物酔いの場合は受診勧奨が必要です。セルフメディケーションの対象となる乗り物酔いとOTCの成分をまとめています
セルフメディケーションの対象となる口腔周辺トラブルとOTC
口腔周辺トラブルでOTCでセルフメディケーションの対象となるものには、口内炎、口唇ヘルペス、歯周病、口臭、ドライマウスなどがあります。

 
HOME プロフィール お問い合わせ