セルフメディケーションの対象となる頭痛は、片頭痛と緊張型頭痛です。これらのセルフメディケーションに使われるOTCは、ピリン系と非ピリン系に大きく分けられます。
セルフメディケーションの対象となる乗り物酔いとOTC
乗り物酔いのうち、メニエール病、良性発作性頭位めまい症、自律神経失調症などの基礎疾患を持つ乗り物酔いの場合は受診勧奨が必要です。セルフメディケーションの対象となる乗り物酔いとOTCの成分をまとめています
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乗り物酔いは動揺病とも呼ばれ、自動車や船などに乗った時に現れます。私も小さい頃は乗り物酔いを起こしやすく、長時間の移動は耐えられませんでした。今回は乗り物酔いに使われるOTCの成分について見ていきます。
乗り物酔いの症状は、顔色が悪くなる、冷や汗、あくび、生唾が出る、頭痛、めまいなどが初期症状で現れます。これらが長時間続いてしまうと、胃の不快感、嘔吐などが起こってしまいます。
まず乗り物酔いのメカニズムについて見ていきます。
体のバランスは、平衡感覚、視覚、体性感覚の3つで保たれています。
平衡感覚は体の傾きや位置情報を感じ取る三半規管と、加速度を感じ取る前庭が関係していて、色々な方向への動きやスピード感を感じ取っています。しかし、普段あまり乗らない乗り物に乗ると、これらの器官は慣れていないため混乱してしまいます。
さらに視界の変化が起こり、視覚と情報にズレが生じてしまい、脳はパニック状態となってしまいます。その結果自律神経の働きが乱れて乗り物酔いの症状が現れます。
乗り物酔いは小学生や中学生までの年齢に現れやすく、3歳未満だと自律神経が未発達のため、起こりにくいとされています。
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ふだんからめまいがあって、基礎疾患で以下のようなものを持っている場合は受診勧奨しましょう。