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先輩の良いところを学び、マネする
実習生や新人薬剤師は、仕事を始めたばかりの時は、わからないことだらけで、何をどうすればいいのかわからないことがあります。わからないからこそ、色々と先輩に教えてもらいますが、教わったことは積極的にマネしてみましょう。
色々な先輩に仕事などのやり方を教わると、人それぞれ仕事の仕方が少し違うかと思います。この時に自分にしっくりくるやり方や、効率的なやり方を選んでマネします。
例えば、私が新人薬剤師の時に、抗がん剤のミキシング方法について、複数の先輩から教わりました。先輩から教わったやり方を試してみると、自分に合う技と合わない技があることに気づきました。いろいろと試してみた結果、最終的にはそれぞれの方のいいとこ取りのスタイルになりました。別に全てをマネする必要はないのです。自分が良いと思ったら取り入れて、悪いと思ったら捨てる、それで良いのです。
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このようにマネをして吸収したら、次はそれらをつなぎ合わせたりして、自分なりにアレンジしてみましょう。そうすることで、もっと自分にしっくりくるやり方を見つけることが出来ます。
ただし、自分にしっくりくるやり方に慣れてしまい、そのやり方にこだわり過ぎてしまわないように注意が必要です。確かに自分にしっくりくるやり方は居心地が良いのですが、固定観念にとらわれ過ぎてしまわないように意識することが大事です。
典型的な例は、服薬指導でどの患者にも同じ服薬指導をしてしまうパターンです。自分の話すパターンが似てしまうのは仕方がないことです。しかし患者さんは、それぞれ背景や環境が異なります。そのあたりを考慮して、全ての患者さんに同じような服薬指導にならないように、意識しましょう。
慣れが出てくるのは良いことですが、逆を返せばステレオタイプ化してしまうおそれがあるのでこわいです。常日頃から、自分の仕事のやり方を向上できないかを意識して臨むことで、もっと自分自身を高めることができるでしょう。
はじめは先輩から教えてもらい、まずはマネをして吸収する。それが出来たら、それらを上手く活かして自分なりのスタイルを作る。
自分のスタイルが出来たら、それらを時々客観的に見直す。これらを繰り返していくことで、より効果的かつ効率的な仕事が出来るのです。自分にあった方法を日々探してみてください。
まとめ
- 先輩の良いところを学んで、マネをしてみる。
- マネして吸収出来たら、今度は自分スタイルにアレンジしてみる。
- 自分のスタイルが確立されたら、時々客観的に見直す。
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