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前回の骨粗鬆症になるリスクを低減する特定保健食品(トクホ)や機能性表示食品に続き、おなかの調子(下痢や便秘))が気になる方に適した特定保健食品(トクホ)や機能性表示食品を見ていきます。
おなかの調子(下痢や便秘))が気になる方に適した特定保健食品(トクホ)や機能性表示食品に関わる成分は以下のようなものがあります。
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腸内細菌は、その働きにより、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つにわけられて拮抗しながら共棲しています。これらのバランスが崩れたときに、下痢や便秘が起こりやすくなります。
乳酸菌は善玉菌に分類され自然界に広く生息しています。乳酸菌はある一種類の細菌をさすわけではなく糖類などを発行してエネルギーを獲得して多くの乳酸を作る細菌の総称です。
乳酸菌はプロバイオティクスと呼ばれ、腸内微生物のバランスを改善して宿主動物に有益に働きます。
ビフィズス菌は腸内の善玉菌のほとんどを占め、多くの乳酸を作りますが、乳酸菌とは発酵過程が異なるため分類学的には一般的な乳酸菌とは異なる種類の細菌です。しかし、実用的には乳酸菌に含めて考える場合が多いようです。
ビフィズス菌もプロバイオティクスと呼ばれています。
オリゴ糖は単糖が3つ以上、20個程度までグリコシド結合したものを言い、代表例には乳糖、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖などがあります。
オリゴ糖はヒトの消化酵素では消化されにくく、そのまま大腸に到達してビフィズス菌などの腸内細菌によって分解されます。分解されたオリゴ糖は、酢酸、プロピオン酸、酪酸などを作り、悪玉菌の増殖を抑制すると考えられています。
食物繊維は多糖類の1つで、ヒトの消化酵素で消化されない食品中の難消化性成分を言い、代表例としてはセルロース、ヘミセルロース、リグニン、キチンなどがあります。
これらの不溶性食物繊維は保水性が良く、便量の増加や腸の蠕動運動の促進などの作用があると考えられています。