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皆さんは目標をもって生きているでしょうか?目標は仕事だけでなくプライベートなことでも立てる機会があるかと思います。ただ目標を間違って設定してしまうと結局目標達成できなかったり、脱線したりします。今回は正しい目標設定とPDCAサイクルについてみていきたいと思います。
目標を立てる理由は人それぞれかと思いますが、目標を立てるということは「こうなりたい」という理想の姿(あるべき姿)があるはずです。しかし残念ながら、現在はそのあるべき姿に到達できていないということになっています。
このあるべき姿と、現状のギャップが「問題」ということができます。そして、その問題を解決するために具体的に取り組むものが「課題」ということができます。
薬学部の6年生が薬剤師国家試験合格するという話を例にしましょう。
目標は薬剤師国家試験に合格するとすると、これがあるべき姿です。
この薬剤師国家試験を合格するという目標に対して、合格ボーダーの40%しかとれていないとすると、これが現状となります。
あるべき姿と、現状のギャップが問題となりますから、残り60%をどうとるか、これが問題となります。
この残り60%正解を得るために具体的に取り組むものが課題であるので、例えば薬理が極端にできていなければ薬理を強化するなどの課題をあげることができます。そして課題を達成することができれば、問題も解決でき、目標達成に近づくことができるというわけです。
ここで重要なのが、あるべき姿と現状をしっかりと把握するということです。今回の例でいくと薬剤師国家試験を合格という目標を立てたはいいが、現状を把握せずに課題を直接立て始めてしまうというケースです。
本来であれば薬理を固めることで合格に近づくのに、現状を把握せず化学を強化するという間違った課題設定をしてしまっては目標達成の可能性が低くなってしまうということになります。そういう意味でも、あるべき姿だけでなく、必ず現状を把握することが大事です。
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問題や課題を設定するうえで以下の2つの表現方法があります。
これらの2つを意識して問題や課題を設定することで振り返りをしやすくなります。
目標を立てるにあたって実現不可能な目標をたててしまうと、途中で心折られてしまうので達成したくなる目標を立てることが重要です。達成したくなる目標を立てるにはSMARTの法則というものがあります。
つまり少しの努力で手が届きそうとイメージできる目標にして成功体験を積むことでモチベーションが維持できます。
目標などを立てたらそれで満足してしまう人がいますが、それではいけません。目標に近づけていあるかPDCAサイクルを回す必要があります。
このPDCAサイクルは、振り返りの力をつけて仕事の質を高めるため、同じ失敗を繰り返さないため、そして仕事の目的や目標を意識した行動を行うために行われます。