Sponsored Link
仕事に優先順位をつけて行動する
仕事を始めたばかりの時には、目の前の仕事にいっぱいいっぱいで、余裕が無いと思います。しかし、仕事をする上で、物事の優先順位を考えて行動しなければなりません。優先順位を考えて行動しないと、仕事がうまく回らなくなってしまうからです。
知り合いの病院での出来事
私の知り合いの話で、病院の薬局内での出来事です。
知り合いの病院は、100床くらいの小規模の病院で、薬剤師が5人くらいしかいません。そんなある日、薬の使用状況アンケートを作ることになったそうです。そのアンケートはメーカーから依頼されて行うものでなく、あくまで病院の薬剤科が独自に行うものでした。
その独自アンケートを薬剤科の副主任が作ることになったそうですが、他の仕事をせず、このアンケートを半日かけて作ったそうです。アンケートに没頭してしまったがために、下の仕事は2人で回すしかなく、その日は残業祭りになったそうです。
その病院の薬剤科の副主任が普段どれだけの自由の権限を持っているかはわかりませんが、この場合は今やらなくてもいいアンケートに没頭してしまったことに問題があります。メーカーなどから依頼を受けて、アンケートの期限などがあれば、没頭しても仕方ないかもしれませんが、このアンケートに特に期限は無かったそうです。無理してその日にやる必要はなく、後日業務が落ち着いている時にやるべき仕事だったと思われます。
このような行動を副主任がすること自体、資質を問われますし、当然下の人から不満や反感を買うことになるかと思います。このケースは、薬剤科の中で不満は収束しますが、これが他部署が関わってくると、おおごとになってきます。
Sponsored Link
Sponsored Link
私の病院での出来事
私の病院で見かけるのは、投薬開始日が今日なのにも関わらず、明日開始の処方箋を先に見てしまうケースです。その結果、今必要な薬が病棟に薬が無かったり、遅れて届くことになってしまいます。当然看護師さんから電話がかかってきて、薬剤科は気づきますが、看護師さんに、薬を探させる、電話をさせるという手間をかけさせてしまっています。看護師さんが気づいてくれなければ、本来飲むべきタイミングから、大幅に遅れてしまうこともあります。看護師さんだけでなく、患者さんにも迷惑をかけてしまっています。
この場合は、処方箋をチェックする人が明らかに悪いですが、調剤者が気づかなければ、調剤で止まってしまいますし、監査の人が気づかなければ、監査で止まってしまう可能性もあります。薬局全体で優先順位を意識づけする必要があります。
ちなみに、私が実習生の時の実習先は、このようなミスが起こらないように対策をしていました。薬を入れる箱の色を、赤は当日、緑は翌日以降、というように投与開始日毎に分けて、そのようなミスが起こらない工夫をしていました。
このように優先順位をつけて仕事をすることで、他部署に迷惑がかからないですし、他部署の仕事も回ります。仕事をする時に、今やるべき仕事なのかをよく考えて行動していきましょう。
まとめ
- 仕事の優先順位を考えて行動すると、まわりの仕事も回っていく。
仕事に優先順位をつけて行動する 関連ページ
- 第一印象を良くして、かかりつけ薬剤師になろう。
- かかりつけ薬剤師になるには、患者さんとの良好な関係を築くことが重要です。患者さんと良好な関係を築くには第一印象が大事です。第一印象を決める要素には、身だしなみ、言動、言葉遣いなどがあります。
- 時間を逆算して、朝の準備をする
- 朝は時間を逆算して準備をすることから始まります。他の人に迷惑をかけないように、余裕をもつことで気持ちよく仕事ができます。
- コミュニケーション能力を上げるには、自己理解も重要。
- 現代ではコミュニケーション能力が求められます。コミュニケーション能力をあげる方法の1つに自己理解があります。自己理解の考え方にはジョハリの窓があり、妨げるものには防衛機制があるので注意が必要です。
- 移動時間を有効活用する
- 新人や実習生だと、電車通勤の人が多いと思います。なるべく移動時間はアプリなどせず、勉強したり寝て体力を回復するなど自分に投資する時間にしましょう。
- コミュニケーションと非言語情報
- コミュニケーションは情報のキャッチボールです。コミュニケーションにおいて、非言語情報が想像以上に重要です。非言語情報には、目線、表情、姿勢などが重要です。
- あいさつをすることのメリット
- あいさつをすることで朝から気持ちよく仕事ができます。新人だけでなく、社会人として当然のスキルです。あいさつは好印象を与え、多くのメリットを得ることができます。
- 患者対応で傾聴し、かかりつけ薬剤師へ。
- かかりつけ薬剤師になるには服薬指導だけでなく、第一印象や患者対応も重要になってきます。患者対応では傾聴することで、患者の心を開けます。傾聴することで、適切な情報を得られるなど薬剤師側にもメリットがあります。
- 電話はただの新人の雑用じゃない
- 電話取りは新人や実習生の雑用ではなく、将来的に必要な仕事です。電話をとることで、自分の弱点を把握することができます。
- 薬局内のマネジメント方法とチームワーク
- 薬局内のマネジメント方法の1つにチームを組む方法があります。しかしチームワークが無ければ意味がありません。大目標を中心に情報共有することで、マネジメントをしていくことが重要です。
- 実習生、新人はメモを取れ。
- 新人や実習生は覚えることがたくさんあります。そして人間は忘れる生き物です。忘れて他部署に迷惑をかけないように、メモを取りましょう。またメモを取ったら自分の中に落とし込むことが重要です。
- 患者さんを満足させるには、サービスとクレームを考える。
- 患者さんを満足させるには、より良いサービスを提供していくことが大事です。またクレームの裏に隠れている沈黙の不満を考え、対応していくことが患者さんの満足度を高めていきます。
- 実習生は積極性を見せて好循環
- 積極性を見せなさいと先生から言われます。する仕事がなければ、忙しくない先輩などに声をかけて、新しい仕事や知識を積極的に教えてもらいましょう。
- 患者さんと話すときは、専門用語を避けよう。その1
- 患者さんは一般的には素人です。素人である患者さんに専門用語を使うと理解できません。そのため専門用語はなるべく避けて、理解度にあった話をすることが大事です。
- 患者さんと話すときは、専門用語を避けよう。その2
- 患者さんは医療の専門用語を知っていそうで知らない時が多々あります。会話をしながら理解度を観察して、専門用語を理解できていないと判断されたときは適宜説明をいれることが必要です。
- 患者さんと話すときは、専門用語を避けよう。その3
- 患者と話すときは、専門用語も気をつけるべきである。そして知識面として、どうしてそれをしなければならないかという正しい知識を広めるという意味でも専門用語を正しく伝える必要がある。
- NGワードを言わない。
- NGワード(疲れた、忙しい、眠い)を、相手の気持ちを考えずに発言する人がいます。それをぐっと抑えることで周りの人が気持ちよく仕事が出来ます。
- 薬が足りない問題、謝罪をしてから原因と対策を。
- 薬が足りない問題は、薬局の信頼に関わってきます。患者さんは聞く耳を持たないので、はじめに謝罪をします。謝罪をした後に、原因を調べて、対策をしていくことが重要です。。
- 思いやりのほうれんそう(報告、連絡、相談)
- 新人や実習生はほうれんそう(報告、連絡、相談)が重要という話をよく聞きます。伝えられる側を思いやった上での、ほうれんそうをすることで仕事がスムーズにまわっていきます。
- PICOを使い、患者さんの会話のポイントを感じ取る。
- コミュニケーションを取るうえで、相手の話のポイントを感じることは重要です。PICOは相手の話のキーワードを感じ取るツールです。PICOを使いこなして、慣れることができれば、患者さんの会話のポイントを絞って話すことができます。
- 薬局で仕事中ふざけない
- 仕事中に談笑するのはトラブルの原因になります。同じ部署だけでなく他部署のクレームとなり、最悪の場合患者とのトラブルとなります。たちが悪いですが表に見えないところでやるべきです。
- 薬剤師の調剤過誤と対策、ヒューマンエラーとバイオレーション
- 薬剤師の調剤過誤は日々起こります。調剤過誤には、ヒューマンエラーとバイオレーションがあります。原因を深掘りして考え、対策を行っていくことで、ミスが減ってきます。
- 患者に対し、プロの自覚を
- 患者さんの前に白衣を着て立てば、新人や実習生やベテランも変わらないのです。知識をつけるだけではダメで、それを実践して経験をつむことが大事です。
- 先輩の良いところを学び、マネする
- 実習生や新人薬剤師は、まず先輩のいいところをマネして吸収しましょう。それができたら、次は自分スタイルにアレンジしてみます。自分のスタイルが確立されたら、客観的に見直しを繰り返すことで、よりよい仕事ができるでしょう。