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在宅における薬剤師の役割には、様々なものがあります。
在宅をしていくうえで以下の3ステップをもとに考えていくとやりやすくなります。
薬の管理、つまり医師の処方通りに薬を使える管理は大事なことですが、他の職種の方に助けてもらえれば薬剤師でなくてもできることはあります。
薬剤師として意識したいことは、薬学的な管理になります。例えば効果や副作用、ADLやQOLなどに与える影響をしっかりと確認していくことも重要となってきます。
患者が薬を飲めない(飲めない)理由は必ずあり、そこをどうサポートしていくかも薬剤師としては重要です。患者さんが薬を飲まない(飲めない)理由としては・・・
残薬調整。残薬を重複や相互作用、併用禁忌等に注意しながら整理する。
薬効を理解できるまで説明。またその理解を助けるためのサポートをする。
過去に副作用を起こして恐怖心があるため、話を聞き副作用が予測可能なものだったのか、予測不能なものだったのか確認する。副作用について恐怖心をとりつつ対応策を話し合い、患者が納得して服用できるようにする
医師が承知の上でやっているかを確認。病識や薬識などを再度説明して服用意義を理解してもらう。患者の考えているゴールとずれていることがあるため、薬物医療のゴールを共有する。
患者ごとの適切な剤形選択と医師への提案。粉砕、嚥下ゼリー、オブラート、簡易懸濁法などの提案
などがあります。
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五感を使ってよく観察し、食事、排泄、睡眠、運動、認知機能などもみていきます
これについては別ページ、薬剤師でも、フィジカルアセスメントで気づけることはある。でまとめます。
報告書を医師に提出しますが、これをケアマネージャーや訪問看護ステーションにも提出するのがオススメです。これをやっていくことで他職種からの情報をもらえるようになることもありますし、新たな在宅の依頼を受けたりすることができるようになります。
また在宅ではレスパイト入院と言って、患者の家族が休むための入院などもあります。その時に病院薬剤師にも情報提供できるように、お薬手帳に在宅での様子を添えてあげると病院薬剤師が二度手間をしなくて済みます。
相手から訴えがあるのを待つのではなく、自分から積極的に情報提供できるといいですね。