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アロマテラピーの方法と精油
アロマテラピーはAroma(芳香)と、Therapy(療法)を合わせた文字で芳香療法と訳されます。アロマテラピーは心身の健康に良い影響を与えるとされ、若い女性などに人気があります。皆さんも、アロマのコーナーで若い女性たちが自分にあったものを探している姿を見かけるかと思います。
アロマテラピーは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使います。この精油は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子などから抽出されます。精油には以下のような特徴があります。
- 独特の香りがある
- 揮発性物質である
- 油によく溶け、水には溶けにくい
- まれに毒性があるものもある
この精油を、以下のような方法で使っていきます。
- 芳香浴
- 沐浴
- 吸入
- オイルマッサージ
芳香浴
熱や風の力を使って、精油の成分を室内に拡散させて、香りを楽しむ方法です。
香りを拡散させる方法には、
- オイルウォーマー;水を張ったお皿に精油をたらして、それをキャンドルの炎で温めて蒸気にすることで、香りを広げます。
- アロマライト;電球の熱で精油を温めて、香りを広げます。
- ディフューザー;電動式のエアポンプを使い、香りを広げます。
- ハンカチ;数滴垂らして使えるため、持ち歩きに便利です。
などがあります。
沐浴
精油を入れた香りのよいお風呂となり、精油を含んだ湿気を吸入したり、皮膚から浸透することもできます。
浴槽に5滴以下の精油を入れます。リラックスしたい時は、お湯の温度は38℃くらいにして長時間つかります。リフレッシュしたい時は、40℃くらいにして短時間つかります。
ただし、精油は水に溶けにくいため、よくかき回す必要ありますが。また揮発性が高いため、効果が30分くらいしか続かないので注意が必要です。
吸入
マグカップなどに熱めのお湯を入れて、その中に精油を1、2滴垂らします。そして出てくる湯気に顔を近づけて香りを吸入します。
オイルマッサージ
精油は濃度が濃く、マッサージなどで直接肌につけるには刺激が強すぎます。肌につけるときには、成人の場合1%以下の濃度にすることが基本です。
そのため、精油を植物油などに希釈して使います。この希釈に使う植物油をキャリアオイルと呼びます。キャリアオイルに希釈することで、毛細血管まで運ばれて経皮吸収されます。
キャリアオイルには以下のようなものがあり、香りはもちろん粘度や重さなどが違います。
- ホホバオイル
- スイートアーモンドオイル
- アプリコットカーネルオイル
- グレープシードオイル
- アボガドオイル
- オリーブオイル
- セサミオイル
- ローズヒップオイル
- ウィートジャームオイル
- ココナッツオイル
- マカデミアナッツオイル
ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、アプリコットカーネルオイル、グレープシードオイルはベーシックなキャリアオイルであり、初心者でも使いやすいとされています。
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精油の選び方
偽物などが出回っていることもあるため、しっかりしたものを選ぶ必要があります。以下のような項目がラベルなどに記載されているかチェックするとよいでしょう。
- 100%天然のオイルか
- 化学的な香料が使われていないか
- 精油名、原料のハーブの学名、精油の抽出部位、原産地が書いてあるか
- 製造元や輸入元が書いてあるか
- ロット番号などが書いてあるか
精油の取り扱い
冒頭で、精油は毒になるものもあるという話をしました。そのため、正しい取り扱いをしなければ危険なものでもあります。以下の点に気をつけて取り扱います。
- 冷暗所で保管する
- 薄めて使用する
- 飲まない
- 妊婦は基本的に使わない
- 使用期限を守る
- 火気厳禁
まとめ
- アロマテラピーは、精油を用いて行う。
- アロマテラピーには、芳香浴、沐浴、吸入、オイルマッサージといった方法がある。
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