衛生のまとめ

衛生のまとめ記事一覧

糖質の消化、吸収、代謝

薬剤師は公衆衛生もできなければなりません。このカテゴリーでは衛生についてまとめていきます。衛生は食品などの栄養、疫学、疾病予防、環境など様々なことを学ぶ必要があります。今回から、まず栄養について見ていきたいと思います。まず、私たちは主に食事をすることで体に栄養素を取り入れています。栄養素は体を動かす...

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ATPと解糖系の概要

前回の糖質の消化、吸収、代謝では糖質の代謝などを見ました。その時に割愛しましたが、今回は解糖系を見ていきたいと思います。ATPATP(アデノシン三リン酸)はその名の通り、アデノシンにリン酸が3つくっついたものです。リン酸どうしはリン酸結合2つでつながっています。リン酸結合はリン酸基がマイナス同士で反...

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アセチルCoAとクエン酸回路の概要

前回のATPと解糖系の概要では解糖系について見ました。今回はクエン酸回路について見ていきたいと思います。ピルビン酸からアセチルCoAへ前回の解糖系ではグルコースからピルビン酸が作られるところで終わりました。このピルビン酸は好気的条件下ではクエン酸回路に進むべく酸化的脱炭酸反応が起こり、アセチルCoA...

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NADH、FADH2と電子伝達系の概要

前回のアセチルCoAとクエン酸回路の概要ではクエン酸回路について見ました。今回は電子伝達系について見ていきたいと思います。電子伝達系電子伝達系はミトコンドリアの内膜にあります。前回クエン酸回路の最後で、NADHやFADH2が生じるという話をしました。このNADHやFADH2は自身の電子を電子伝達系複...

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脂質の消化、吸収、代謝

前回の糖質の消化、吸収、代謝では糖質について簡単に見ていきました。今回は引き続き五大栄養素の脂質についてまとめていきます。脂質はエネルギー源として働くだけでなく、細胞膜やホルモンの構成成分にもなったりします。まず脂質の前に脂肪酸についてみていきます。脂肪酸脂肪酸は名前に酸とあるように、基本的に構造式...

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タンパク質の消化、吸収、代謝

前回の脂質の消化、吸収、代謝では脂質について見ていきました。今回は五大栄養素のタンパク質を見ていきます。タンパク質は主に肉や卵などに含まれ、体を作るのに必要です。タンパク質の前にまずアミノ酸を見ていきます。アミノ酸アミノ酸は、炭素、水素、酸素、窒素の原子からなり、基本的にアミノ基、水素、カルボキシ基...

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ビタミンの作用と欠乏症、過剰症

前回のタンパク質の消化、吸収、代謝ではタンパク質について確認しました。今回は五大栄養素のビタミンについて見ていきます。ビタミンは体の働きの調節などに関わります。ビタミンは炭素、水素、酸素などの元素からなり、体内で合成されるものもあれば、食事から摂取しなければならないものまであります。腸内細菌で作られ...

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ミネラルの作用と欠乏症

前回のビタミンの作用と欠乏症、過剰症ではビタミンをまとめました。いよいよ五大栄養素の最後のミネラルを今回見ていきます。ミネラルもビタミンと同じく体の生理機能などに関わります。ミネラルは多くの種類がありますが、その中でも特に必要なものを必須元素と呼びます。そして必須ではありますが微量でよいものを必須微...

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タンパク質の評価法、生物価、正味タンパク質利用効率、アミノ酸スコアの計算

タンパク質の消化、吸収、代謝では、タンパク質はアミノ酸にまで分解されて利用されることを学びました。タンパク質は一般的に野菜よりも肉の方に多く含まれています。しかし、なぜ肉の方が高タンパクなのでしょうか?今回は食品中にどれだけタンパクがあるか評価する方法をまとめていきたいと思います。タンパク質を評価す...

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エネルギーの収支。Atwater係数、呼吸商、窒素係数、食事誘発性熱産生、基礎代...

肥満は現代人にとって大きな問題となり、テレビや雑誌ではダイエットに関する特集が組まれるなど多くの人が関心を寄せています。今回は代謝について見ていきたいと思います。まず太る原因は単純明快です。消費するエネルギー以上に、エネルギーを取り込んでしまうからです。これらのバランスに関わる項目を見ていきます。A...

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推定平均必要量、推奨量、目安量、耐容上限量、目標量、推定エネルギー必要量のまとめ

今まで様々な栄養素をみてきましたが、栄養素は不足があっても、過剰があっても良くなく、望ましい摂取量が存在します。しかし、望ましい摂取量は個人によって異なるため、それぞれ個人の必要な摂取量を知ることはなかなかに難しいです。よって、ある程度統計的な考え方が必要となってきます。今回は栄養素の過不足について...

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食品の腐敗は温度、pH、水分活性が原因

食べ物は基本的に消費期限があり、そのまま放置すると腐ってしまいます。皆さんも経験あるかと思いますが、給食のパンをロッカーにいれっぱなしにして後日発掘されて、すごいことになっていたということを小学生の頃誰かしらやっていたかと思います(笑)今回は食品の腐敗について見ていきたいと思います。腐敗とはまず物質...

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脂質の変敗、酸価、ヨウ素価、過酸化物価、チオバルビツール酸試験値、カルボニル価の...

前回の食品の腐敗は温度、pH、水分活性が原因では腐敗について見ました。今日は続いて、変敗について見ていきます。前回でも軽く触れたように、変敗は脂質が変質することでしたね。油も空気に触れ、変敗を起こすと色や味、臭いの変化が起こるだけでなく、人体にとっても有害です。変敗は二重結合が多い不飽和脂肪酸が起こ...

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食品の変色と発がん性物質、メイラード反応などのまとめ

前回まで食品の変質について見てきました。今回は食品の変色や発がん性物質などを見ていきます。食品の変色食品の変色は大きく2つにわけられます。酵素的褐変現象非酵素的褐変現象酵素的褐変現象りんごやバナナの皮をむいたあとにしばらく放置すると、色が変わるかと思います。これは、これらの食品中に含まれる酵素により...

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食品添加物、保存料、防かび剤、殺菌料、酸化防止剤、発色剤、色調調整剤、着色料、甘...

前回の食品の変色と発がん性物質、メイラード反応などのまとめでは食品の変色などを見ました。実際の食品では、食品が変色したりするのを防ぐために食品添加物などが使われていることがあります。今回は食品添加物について見ていきます。今回ゴロ多めです(笑)まず食品添加物は、食品の製造の過程において又は食品の加工も...

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特定保健用食品(トクホ)とは?特別用途食品と保健機能食品との位置づけ

現代は多くの健康食品やサプリメントにあふれかえっています。サプリメントは適切に使えば有効な武器となることもありますが、時々慢性的に飲み続けていたり、不要そうな患者さんもいることもあります。今回は食品の分類を見ていきたいと思います。まず食品には以下のような役割があります。第一次機能;栄養機能。栄養素と...

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食物アレルギー、特定原材料の表示義務について

別ページ、アレルギーとアナフィラキシー、原因と症状と対策で話しているように、食品はアレルギーの原因となります。アレルギーを起こすと命の危機にさらされることもあり、油断できません。今回は食品のアレルギーについて見ていきます。食物アレルギーの原因原因となるアレルゲンを食べたりすることで体の中に入った時に...

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遺伝子組み換え食品の安全性と表示義務

食品添加物と共に、遺伝子組み換え食品を気にする人がいます。では遺伝子組み換え食品とはなんなのでしょうか?今回は遺伝子組み換え食品について見ていきたいと思います。遺伝子組み換え食品遺伝子組み換え食品とは、ある生物の有用な遺伝子を植物に組み込んだ農作物や加工食品のことを言います。例えば、非常にデリケート...

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細菌性食中毒総論、種類と原因

ノロウイルスをはじめ、毎年のように食中毒のニュースが流れてきます。私も過去にノロウイルスにやられたことがありますが、嘔吐や下痢を繰り返しかなり苦しいです(笑)食中毒には、細菌性、ウイルス性、自然毒などの種類があります。今回はそのうち、細菌性の食中毒の総論という形で全体像を見ていきたいと思います。酸素...

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細菌性食中毒各論、代表的な細菌の症状と予防法

前回の細菌性食中毒総論、種類と原因に続き、今回は食中毒を起こす代表的な細菌について見ていきたいと思います。細菌は目に見えない分、感染すると重篤な症状を起こすものもあり恐ろしいです。基本加熱最強説ですが、中には加熱が無効な細菌もあります。そのため正しい予防法を知っておくことで感染リスクを下げることがで...

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動物性自然毒による食中毒、代表的な毒素と症状

前回の細菌性食中毒各論、代表的な細菌の症状と予防法に続き、今回は動物性の自然毒について見ていきたいと思います。動物性の自然毒というとパッとしませんが、代表例はフグ毒でフグを間違えた調理法で食べてしまい食中毒になってしまったなどがあります。動物性自然毒動物性の食中毒は動物自身が産生した毒素ではなく、微...

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植物性自然毒による食中毒、代表的な毒と症状

前回の動物性自然毒による食中毒、代表的な毒素と症状では動物性自然毒を見ましたが、今回は植物性自然毒による食中毒について見ていきます。動物性自然毒ではフグが有名でしたが、植物性自然毒による食中毒ではキノコが有名ですね。植物性自然毒植物性自然毒には以下のようなものがあります。アミグダリンアトロピン、スコ...

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代表的なカビとマイコトキシンの症状

前回の植物性自然毒による食中毒、代表的な毒と症状では植物性自然毒による食中毒について見てきました。今回はマイコトキシンによる影響を見ていきたいと思います。マイコトキシンの「マイコ」はカビを意味するため、マイコトキシンとはカビが作る二次代謝産物を指します。つまり食品などでカビがマイコトキシンを作って、...

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重金属と健康障害の事件や歴史

前回の代表的なカビとマイコトキシンの症状では、マイコトキシンについて見ました。今回は重金属による健康障害を事件とともに見ていきたいと思います。事件はおそらく小学校や中学校の社会や国語?などで学習したことがあると思います。重金属に関わる事件過去に事件となった重金属の代表例には以下のようなものがあります...

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メチル水銀、カドミウム、ヒ素、クロム、スズ、鉛の毒性

前回の重金属と健康障害の事件や歴史でもお話ししたように、重金属は人体に様々な影響を与えます。一部かぶりますが、今回は重金属の毒性についてさらに細かく見ていきたいと思います。今回見ていく重金属は以下の6つです。メチル水銀カドミウムヒ素クロムスズ鉛メチル水銀メチル水銀が水俣湾に排出され、生体濃縮された魚...

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メタロチオネインと金属、スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオンペ...

前回のメチル水銀、カドミウム、ヒ素、クロム、スズ、鉛の毒性では重金属の毒性を見てきました。重金属はヒトに毒性を与えることがありますが、一部の重金属に対してヒトは防御機構を持っています。今回は毒性物質に対するヒトの防御機構を見ていきたいと思います。今回見ていくのは大きく2つです。メタロチオネイン;金属...

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農薬の毒性、構造式もひもづけて覚えよう。

前回のメチル水銀、カドミウム、ヒ素、クロム、スズ、鉛の毒性では重金属の毒性についてみました。今回は農薬の毒性について見ていきたいと思います。農薬には様々な毒性や機序がありますが、今回見ていくのは以下の農薬です。有機塩素系農薬有機リン系殺虫剤カルバメート系殺虫剤有機フッ素剤ジピリジリウム系除草剤含リン...

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NOAEL、ADI、安全係数、VSDとは?毒性の評価の指標

前回の農薬の毒性、構造式もひもづけて覚えよう。では農薬の毒性について見てきました。今回はその毒性がどれくらい強いのかを評価する指標について見ていきたいと思います。NOAEL薬理でLD50を学んだように、化学物質は一定以上の用量から毒性が出始めてきます。逆にそれよりも少ない用量では毒性が出ないというこ...

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ダイオキシン類、シアン、アスベストの毒性

前回の農薬の毒性、構造式もひもづけて覚えよう。では農薬の毒性について見てきました。今回はそれ以外の化学物質の毒性について見ていきたいと思います。今回見ていく物質は以下の3つです。ダイオキシン類シアンアスベストダイオキシン類ダイオキシン類は、ポリ塩化ジベンゾ-P-ジオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベン...

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毒性試験、変異原性試験(遺伝毒性試験)の代表例にはAmes試験がある。

前回の重金属と健康障害の事件や歴史でもお話ししたように、農薬、医薬品、食品添加物、化粧品などの化学物質は人体に障害を与える可能性があります。その毒性を調べるために毒性試験が決められています。今回は毒性試験について見ていきたいと思います。まず毒性試験は大きく2つにわけられます。一般毒性試験特殊毒性試験...

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人口静態統計、国勢調査とは?

日本は現在少子高齢化社会と言われ、若者が少なく高齢者が多い状況となっています。それではどのようにして、このようなデータを集めているのでしょうか?今回は保健統計のうち、国勢調査などの人口に関わる項目を見ていきたいと思います。まず人口統計は以下の2つに大別されます。静態統計;一定の時点に存在する事象を調...

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死亡率に関する指標の覚え方

前回の人口静態統計、国勢調査とは?では人口などについて見ました。人口に関わるイベントには死亡があります。今回は死亡に関する指標について見ていきます。死亡に関する指標には以下のようなものがあります。死亡率年齢調整死亡率50歳以上死亡割合乳児死亡率新生児死亡率早期新生児死亡率死産率周産期死亡率死亡率死亡...

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平均寿命、平均余命、合計特殊出生率、総再生産率、純再生産率の違い

前回の死亡率に関する指標の覚え方では死亡に関する指標を見ました。今回は寿命や出産に関わる指標を見ていきます。今回見ていく項目は以下のようなものになります。平均余命平均寿命出生率合計特殊出生率総再生産率純再生産率平均余命平均余命はある生存者が平均してあと何年生きられるかを示した期待値です。次の平均寿命...

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疫学総論、感染症成立の三要因

新型コロナウイルスが世界的な流行となってしまいました。新型コロナウイルスなどの対策の元となってくるものの1つには疫学があります。疫学は集団における疾病など事象の頻度や分布を観察して、その発生要因を究明して、予防や改善を行うことを言います。今回は疫学の総論を見ていきたいと思います。まず疫学の例の1つで...

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記述疫学、分析疫学、介入研究の違い

前回の疫学総論、感染症成立の三要因では、疫学の全体像を確認しました。そして最後の方で、疫学の種類には記述疫学、分析疫学、介入研究があることを話しました。今回は、記述疫学、分析疫学、介入研究などについて見ていきたいと思います。まずこれらに入る前に疫学でよく混同されやすい有病率と罹患率について確認します...

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コホート研究と症例対照研究、相対危険度、寄与危険度、オッズ比の計算

前回の記述疫学、分析疫学、介入研究の違いでは、記述疫学、分析疫学、介入研究について見ました。今回は、分析疫学のコホート研究と症例対照研究について見ていきたいと思います。コホート研究コホート研究の例から先に見ていましょう。一般的にタバコを吸っていると、肺がんになりやすいと言われています。そこで、タバコ...

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疫学データの指標、誤差、精度、正確度

前回のコホート研究と症例対照研究、相対危険度、寄与危険度、オッズ比の計算ではコホート研究と症例対照研究についてみました。今回はこれらの疫学の研究から得られたデータに関する指標を見ていきたいと思います。今回のテーマは薬学生が大嫌いな統計に関わるジャンルでもあります(笑)まず疫学の考え方を例とともに再度...

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予防接種、ワクチンの種類と予防接種健康被害救済制度

治療をすることで、病気を治すことは大事なことです。しかし、現代ではそれ以上に病気にならないこと、つまり予防をすることが重要視されています。今回は予防のうち、予防接種について見ていきたいと思います。予防は以下の3つにわけられます。一次予防;健康な段階で行う予防。例、運動や食事の改善、予防接種など二次予...

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新生児マススクリーニングの対象疾患は、酵素欠損により起こる。

前回の予防接種、ワクチンの種類と予防接種健康被害救済制度では、予防接種が一次予防になるという話をしました。今回は二次予防の1つである新生児マススクリーニングについて見ていきたいと思います。新生児マススクリーニングとは遺伝子の変位が起こり酵素が無くなると、代謝異常が起こり病気が起こります。新生児マスス...

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日和見感染と院内感染、感染経路と対策

感染症は医療が進んだ現代でさえ無くならず、大きな問題となっています。今回は感染症の概要について見ていきたいと思います。まず感染は大きく2種類あります。日和見感染;健常人に対しては病原性を示さない弱毒微生物が、免疫力の低下した易感染性宿主に感染して引き起こされる院内感染;医療施設において患者が原疾患と...

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一類感染症、二類感染症、三類感染症のゴロ

前回の日和見感染と院内感染、感染経路と対策では、主に院内感染について見ました。今回は感染症類型のうち一類感染症〜三類感染症について見ていきます。感染症類型風邪などのそこまで危険性のないものであれば、注目する必要はありませんが、感染症の中には危険性が高く特別な対応が必要なものもあります。それらを分類し...

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職業病の症状と原因

医師が仕事をし過ぎて、過労死するというニュースをたまに見ることがあるかと思います。医療人含めて日本人は仕事しすぎだと私は思っています。過労死は決してあってはならないものですが、死に至らなくても仕事が原因による職業病というものが存在します。今回は職業病について見ていきたいと思います。職業病職業病の発生...

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異物の代謝とCYP

薬剤の薬の代謝、CYPの阻害と誘導でも軽く触れましたが、衛生でも代謝は出てきます。一部かぶるところはありますが、今回は衛生的な視点でCYPについて見ていきたいと思います。代謝私たちが多少の異物に曝露されても平気なのは、異物に対して防御する力があるからです。その防御する力の1つが代謝です。ここでいう異...

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P450の第T相反応、酸化と還元の代表例

前回の異物の代謝とCYPでは、CYPについて見てきました。今回はCYPの第T相反応の代表例について、より細かく見ていきたいと思います。第T相反応は、酸化、還元、加水分解などに関わるのでしたね。酸化酸化の種類も色々とあり、以下のような反応が代表例です。アルキル基の酸化脱アルキル化二重結合のエポキシ化酸...

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第U相反応、抱合反応の代表例

前回のP450の第T相反応、酸化と還元の代表例では、第T相反応についてみました。今回は第U相反応について見ていきたいと思います。第U相反応は抱合反応でしたね。抱合を受けることによって、さらに水溶性が高まります。抱合反応の代表例には以下のようなものがあります。グルクロン酸抱合硫酸抱合アセチル抱合アミノ...

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二次発癌物質は活性本体と関連酵素と官能基のNの数が重要。

P450の第T相反応、酸化と還元の代表例で、二次発癌物質について軽く触れました。二次発癌物質は生体内で代謝を受けて生じる発がん性物質を言いました。これらの発がん性物質はDNAを化学修飾したりして発がん性を示します。今回は二次発癌物質について見ていきたいと思います。ちなみに二次発癌物質に対して、一次発...

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地球をとりまく自然環境、気圏、水圏、地圏

前回までは栄養や疾病の予防などについて見てきました。今回からは衛生の環境についてまとめていきたいと思います。今回は地球をとりまく自然環境について見ていきたいと思います。地球は今から46億年前にできたと考えられていて、そこから海ができ、生命が誕生するという流れになっていきます。こうした地球を構成する環...

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生態系をうまく流すには硝化細菌と窒素の流れが重要

前回の地球をとりまく自然環境、気圏、水圏、地圏では、地球の構成要素などを見てきました。今回は生態系について見ていきたいと思います。生態系は生物集団と非生物集団からなり、うまく循環することが大事です。これらが崩れると環境問題となってしまいます。生態系を作る者たちは以下の3つにグループ分けされます。生産...

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モントリオール議定書、京都議定書、ロンドン条約、バーゼル条約、ワシントン条約の覚...

前回の生態系をうまく流すには硝化細菌と窒素の流れが重要では生態系について見てきました。どちらが先というのは一概に言うことができませんが、環境汚染が進むと、生態系への影響が出てきます。そのため環境問題に取り組み、生態系を守ることは大事です。今回は国際的な環境問題の取り組みについて見ていきます。主な環境...

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ハロンやフロンによるオゾン層破壊と紫外線

前回のモントリオール議定書、京都議定書、ロンドン条約、バーゼル条約、ワシントン条約の覚え方では、環境問題と国際的な取り組みについて見てきました。今回は引き続きオゾン層について見ていきたいと思います。オゾン層大気は大きく2つの層にわかれ、地面の方から対流圏と成層圏からなります。オゾンは紫外線により酸素...

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酸性雨とヒートアイランド現象の原因

前回のハロンやフロンによるオゾン層破壊と紫外線では、オゾン層について見てきました。今回は、酸性雨とヒートアイランド現象について見ていきたいと思います。酸性雨酸性雨とは、その名の通り酸性の雨のことを言います。酸性雨が降ると木が枯れてしまったり、水質が変わり魚が生きていけなくなったり、建造物が溶けてしま...

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食物連鎖と生物濃縮。生物体量(バイオマス)、生産力とは?

前回の酸性雨とヒートアイランド現象の原因では、酸性雨などを見ました。今回は食物連鎖について見ていきます。食物連鎖生物の間では食べる、食べられるという関係が連鎖していて、これを食物連鎖と呼びます。例えば、以下のような流れで食物連鎖が起こります。植物プランクトンは動物プランクトンに食べられる動物プランク...

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水道総論、地表水と地下水

前回の食物連鎖と生物濃縮。生物体量(バイオマス)、生産力とは?では、食物連鎖について見ました。今回は水圏、特に水道について見ていきたいと思います。普段当たり前のように使っている水道ですが、どれくらい使っているでしょうか?大都市で1日あたりに一人が使う水の量は350〜550Lくらいと言われていて、これ...

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浄水場の沈殿とろ過。緩速ろ過と急速ろ過。

前回の水道総論、地表水と地下水では水道の全体像を見ました。浄水場が水をきれいにしれてくれるおかげで私たちはきれいなお水を使うことができます。浄水する工程は、沈殿→ろ過→殺菌という流れで行われます。今回はそのうち、沈殿とろ過について見ていきたいと思います。沈殿、ろ過イメージとしては異物などを集めて沈殿...

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水の消毒。遊離残留塩素、結合残留塩素、塩素要求量、塩素消費量のグラフ

前回の浄水場の沈殿とろ過。緩速ろ過と急速ろ過。ではろ過まで確認しました。ろ過されたあとの水は消毒されます。今回は消毒について見ていきます。水の消毒で誰もが覚えているのが、プールの消毒でしょう。プールが塩素臭かったように、塩素の酸化力を利用して水の消毒を行います。塩素は少量で速やかに作用し、しかも安い...

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水に悪影響を与える物質と特殊処理

前回の水の消毒。遊離残留塩素、結合残留塩素、塩素要求量、塩素消費量のグラフでは、塩素消毒について見てきました。今回は塩素消毒以外の特殊な処理について見ていきたいと思います。特殊処理の前に、水に悪影響をもたらす物質について見ていきます。水に悪影響を与える物質水に悪影響を与える物質には以下のようなものが...

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下水道と浄化槽、活性汚泥法とは?

前回の水の消毒。遊離残留塩素、結合残留塩素、塩素要求量、塩素消費量のグラフでは、浄水場までの流れを見てきました。浄水場から家庭に供給された水は、今度は下水道に流されます。今回は下水道ついて見ていきます。下水道まず下水道ですが、この前話したように大都市は普及していますが、田舎ではそこまで普及されていま...

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溶存酸素(DO)、生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)とは...

前回の下水道と浄化槽、活性汚泥法とは?では、下水道について見てきました。好気性微生物による分解では酸素が必要でしたね。今回は溶存酸素などの測定法について見ていきたいと思います。今回は見ていくのは以下の項目です。溶存酸素(DO)生物化学的酸素要求量(BOD)化学的酸素要求量(COD)溶存酸素(DO)溶...

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大気汚染物質と測定法のゴロ

前回の溶存酸素(DO)、生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)とは?までは主に水圏について見てきました。今回からは気圏について見ていきます。今回は大気汚染物質について見ていこうと思います。今回見ていく大気汚染物質は以下のようなものです。硫黄酸化物窒素酸化物一酸化炭素浮遊粒子状物質...

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対流圏における大気汚染物質、逆転層とは?

前回の大気汚染物質と測定法のゴロでは大気汚染物質について見ました。今回は大気汚染が起こりやすくなる逆転層について見ていきたいと思います。対流圏オゾン層のところでも学びましたが、大気は大きく2つにわかれ、対流圏と成層圏からなりました。オゾン層がある成層圏ではほぼ無風だったのに対して、対流圏では風が起こ...

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室内環境、カタ冷却力、気動、感覚温度、アスマン通風乾湿計、カタ温度計などのまとめ

前回の対流圏における大気汚染物質、逆転層とは?では逆転層について見ました。今回は大気ではなく室内における大気、つまり室内環境について見ていきます。今回見ていく室内環境の指標は以下のものです。気温気湿カタ冷却力気動感覚温度補正感覚温度気温気温は当たり前のように使う単語ではありますが、室内環境で気温を測...

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必要換気量、換気回数の計算方法

前回の室内環境、カタ冷却力、気動、感覚温度、アスマン通風乾湿計、カタ温度計などのまとめでは、室内の気温や湿度などを見ました。これら以外にも室内では気をつけることがあります。それは室内の汚染物質です。今回は二酸化炭素の必要換気量や換気回数について見ていきます。久しぶりの計算問題メインにやっていきます。...

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