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カフェインと薬の相互作用、CYP1A2に気をつける
カフェインはお茶、コーヒー、ココア、エナジードリンク等に含まれます。特にエナジードリンクは、コーヒーよりも多くカフェインが入っていることが多いため注意が必要です。まれにですが、エナジードリンクを中毒のように飲み続けている人もいます。〇ンスターや〇ッドブルなどが流行っていますよね!!
ちなみに私は最近エナジードリンクを飲んでいませんが、高校や大学の時のテスト期間は〇リナミンVを愛用していました(笑)
カフェインの作用
カフェインと言えば、目が覚める作用が有名ですよね。覚醒作用も含めて以下のような作用があります。
- 中枢神経興奮;アデノシン受容体を遮断することで、中枢神経興奮を起こす
- 胃液分泌亢進;cAMPを分解するホスホジエステラーぜを抑制し、プロトンポンプを活性化
- 心筋収縮力増強;cAMPを分解するホスホジエステラーぜを抑制
- 利尿作用;アデノシン受容体を遮断し、尿細管での再吸収を抑制
薬との相互作用により、カフェインの代謝が弱まると、これらの作用が強く出る可能性があります。
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カフェインと薬の相互作用
カフェインの代謝は主に肝臓のCYP1A2により行われますので、CYP1A2を阻害したり、誘導したりする薬と相互作用を起こす可能性があり、以下のような薬があります。
- ネオフィリン(アミノフィリン);カフェインが代謝、排泄を遅延し、過度の中枢神経刺激作用が現れることがある
- ジプロフィリン(ジプロフィリン);カフェインが代謝、排泄を遅延し、過度の中枢神経刺激作用が現れることがある
- テオドール(テオフィリン);カフェインが代謝、排泄を遅延し、過度の中枢神経刺激作用が現れることがある
- MAO阻害薬;頻脈、血圧上昇等が現れることがある。機序不明
- タガメット(シメチジン);タガメット(シメチジン)がCYP1A2を阻害し、過度の中枢神経刺激作用が現れることがある
- ルボックス(フルボキサミン);ルボックス(フルボキサミン)がCYP1A2を阻害するため、相互作用の可能性
- シプロキサン(シプロフロキサシン);シプロキサン(シプロフロキサシン)がCYP1A2を阻害するため、相互作用の可能性
- テルネリン(チザニジン);テルネリン(チザニジン)は主にCYP1A2による代謝を受けるため、カフェインと代謝が拮抗して遅れる可能性
- ロゼレム(ラメルテオン);ロゼレム(ラメルテオン)は主にCYP1A2による代謝を受けるため、カフェインと代謝が拮抗して遅れる可能性
まとめ
- カフェインは中枢神経興奮作用などを持つ。
- カフェインは主にCYP1A2により代謝が行われるため、CYP1A2に関わる薬と相互作用を起こす可能性がある。
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